虫や獣との生活。

熱海の山に住むということは、自然の中に住む贅沢を享受するということ。それと当時に虫や獣とともに暮らすということでもあった。

この家を見に来た時に驚いたことは、蜘蛛の大きさだった。まるでスパイダーマンに出て来そうな大きな蜘蛛がそこら中に巣を作っていたのだ。

暮らし初めてわかったことは、日本家屋のそこかしこの隙間から、様々な虫が家の中に入ってくること。

一番多いのは、ヤスデで、ヤスデを見かけるのは毎日のこと。ヤスデはおとなしく、嫌なことはその臭いくらい。ゲジゲジは大きくて気持ち悪いけど、人間に悪いことはしないというのも学んだ。時々、ムカデを見ることがあって、これは人間に害があるので用心しなければならない。(虫の写真は、とても気持ち悪いのでここでは割愛しておきますね)

庭には夜になるとイノシシが出てくるようで、近所の庭はイノシシに荒らされて、植えたばかりの球根や植物を食べられてしまうと言っていた。一度夜に帰って来た時に、草陰で獣が動く音がしてちょっと怖かったこともあった。

翌朝見たら、植えたばかりの山椒の苗木の根元を掘り返していた。僕が新しく植えた木が、獣にはわかるのだろう。

都会での暮らしとは全く違う山の中の暮らしは、こうした不便なことやちょっと怖い虫や獣との共生があるのだけど、今のところそうした何もかもひっくるめて、毎日が楽しい驚きに満ちているのだ。

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