忙しい日々の中で。

仕事が忙しく、3時過ぎまで企画を考えていたり、午前2時頃起き出して企画を考えたり、そんな日々がもうかれこれ3ヶ月以上続いている。

Kは僕の心身の健康を心配してくれていて、「もう、このクライアントの担当から外れて!」と言っているのだけど、僕としては今進行中の仕事を途中で投げ出すわけにもいかず、「この3本のCMを作ったら一息つけるから、それまではごめんね」と言いながら、毎日なんとかしのいできた。

でも、なかなか思うように企画が通っていかず、さすがに僕も不安になりぽつりと呟いた。

「Kちゃん、俺、ずっと頑張っていたんだけど、なかなか思うようにいかないみたい・・・」

するとKが間髪入れずに言った。

「ただしくん、いつでもそのクライアントやめていいから。Kちゃんがいるから大丈夫」

Kの顔は真剣で、僕を見つめながら僕のクライアントに対して湯気を出して怒っている顔だった。

世界で急に不安に襲われたとしても、たった一人の味方がいてくれるだけで、なんとか今日も生きていけると思えたのだ。

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