アメリカでもっとも失業率が高く惨めな町と言われているイリノイ州のロックフォード。そこで暮らす3人の少年たちの成長を追ったドキュメンタリー映画「行き止まりの町で」は、アカデミー長編ドキュメンタリー賞とエミー賞をノミネートされている。
この映画は、淡々としたロックフォードの若者の生活を追いつつも、アメリカという巨大な国が抱える問題をまざまざと見せつけている。
人種の間にある隔たり、アジア人の生きづらさ、白人であっても生まれた境遇、父親の暴力の影響など、根底にあるのは格差社会の問題だ。
丁寧に12年間、3人の少年の成長を追った素晴らしいドキュメントフィルム。
⭐️行き止まりの世界に生まれてhttp://www.bitters.co.jp/ikidomari/