アメリカで、1968年から2001年にかけて放送された子ども向け番組「Mister Rogers’ Neighborhood」で知られる司会者のフレッド・ロジャースを、トム・ハンクスが演じて久しぶりにアカデミー賞にノミネートされた映画。と言うことだけ知っていて映画館に見に行ったのだけど、この映画、今年もっとも心に残る映画になった。
事実を元に脚本が作られているようで、雑誌のエスクワイアの記者でもあるロイドが、編集長の命令でフレッド・ロジャースの紹介文を頼まれる。渋々引き受けたその仕事によって、彼自身に思いもよらぬ変化をもたらす。
人生の中で、もっとも難しいことは「許すこと」ではないだろうか。
複雑な生い立ちを持つ主人公の身の上に、自分の身の上を重ねながら見て、胸が締め付けられる思いだった。何年後かに見返したいと思うとてつもなく美しい映画。
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