いつか、海辺の町に。

3泊4日の宮古島旅行から帰って東京に着くと、

「なんでこんなに汚い空気の町に、わざわざこんなに沢山の人が住んでいるんだろう?」

と思う。

そして、いつか宮古島か石垣島で暮らすことを夢想してみる。

まともな映画館もない。雑貨屋さんもない。洋服屋さんもない。新宿二丁目もない。友人たちもいない…

そんなところで、僕たちは生きていけるのだろうか?とも思う。

山もない。満開のソメイヨシノもない。錦繍の紅葉もない。雪もない。

頭の中で、本州で暮らすことと、沖縄の島で暮らすことを、いつまでもグルグル考えてみるけど、答えは見つからない。

宮古島でドライブしている時に、Kに聞いてみた。「こんななんにもないど田舎にKちゃん住める?」

「Kちゃんは平気。家でちびまる子ちゃん見てるから」

大分県の海沿いの田舎町で育ったKは、田舎で暮らすことになんの不安もないみたい。

実は、沖縄の島に移住する前に、一度海辺の町に住んでみようかと考えているところ。

潮風が吹いて、夜には真っ暗になってしまうような町で、自分が暮らしていけるのか、すぐに寂しくなって東京に帰りたくなるのではないかと、試しに暮してみようと思っているのだ。

人生一度きり、思いのままにやってみて、違ったらまた戻って来ればいい。

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