ペイン・アンド・グローリー


ペドロ・アルモドバルの新作、『ペイン・アンド・グローリー』は、スペインの巨匠が、自分の生い立ちから監督としての成功、そしてその後を表現した素晴らしい作品だった。

大人になってからの監督役を、アントニオ・バンデラス。そのお母さん役を、ペネロペ・クルス。

タイトルにある通り、これは過去に取り残されてそのままになっている痛みや赦せない出来事というのが一つの大きなテーマであり、監督として世界的な成功や名声を手にした後も、アルモドバルが苦しみや悩み、痛みを抱えて生きて来たことがわかる。

この映画は70歳の巨匠が、自分の人生を省みて、貧しかった生い立ちや母との関係、性の芽生え、成長、そして成功、後悔、許しなど、自分自身の人生を表そうとした作品。

深く、しみじみと愛おしい。

⭐️ペイン・アンド・グローリーhttps://pain-and-glory.jp

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