アゲハの幼虫。その4

青虫が苦手な人には申し訳ない・・・。

前回、北側の青虫が12匹くらいいたのに、朝、ほんの30分後くらい経って見に行くと、1匹残らず消えてしまったのはここに書いた。

あまりにも寂しくて、Kは一生懸命黒い幼虫を、北側から南側のベランダの斑入りのレモンの木に2匹持ってきた。

黒い幼虫はまだ鳥に食べられていなかったけど、緑色の青虫になった途端に、忽然と姿を消してしまったから、時間の問題だと思い用心して持ってきたのだ。

しかし、2匹持ってきたうちの1匹は、朝になると消えていた。これはどうしてだろう?とKが調べると、生まれた時に食べた葉っぱと違う葉っぱだと、食べないこともあると書いてあった。

確かに、残った1匹は、もともとレモンの葉っぱにいたもので、いなくなった1匹は、ライムの葉っぱについていた幼虫だった。自分の好きな葉っぱを探してどこかへ旅立ったのかもしれないし、また鳥に食べられてしまったのかもしれない。

僕はそれでも、鳥に食べられるよりはましかと思い、また2匹、ライムの木から幼虫を南側の斑入りのレモンの木に移植した。

すると、数字経ったある日、いきなり最初に移植した黒い幼虫が緑色に変化していた。

そして、僕が移植した2匹は、新しい葉っぱを食べないようにじっとしていたけど、数日後に1匹が緑色になり、生まれ変わったようにレモンの葉っぱを食べだした。



もともと僕も青虫なんて、気持ち悪い以外の何物でもないのだけど、こうして世話をしていると不思議に愛情が湧いてきて、絶対に蛹にして、いつかは蝶々にしてやるぞ!という気持ちで、毎日青虫を見守っている。

そして僕以上に、Kは青虫を気にかけていて、仕事から帰ってくるなり毎日青虫が無事かどうか見に行っている。

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