ジェンダー・マリアージュ

先日ここに書いたように、アメリカの同性婚に関する映画『ジェンダー・マリアージュ』のオンライン上映会が、marriage for all japan によって行われた。

これは、東京レインボープライドのプライド週間において、当初アメリカから原告のゲストをお招きして上映会をする予定だったもので、新型コロナの影響で中止になるかと思っていたのだが、ZOOMを使っての上映会になった。

ZOOmで300人近い人数が見ていて、サーバがおかしくならないのか?など心配はしていたが、最後までなんとか上映できた。画面の解像度がzoomのせいなのか、実際の映画よりも荒れて劣って見えたことと、映画の上映している間中、下に時間経過のバーが出ていたことが今後の課題だろう。

『ジェンダー・マリアージュ』という謎の邦題がどこからきたのかわからないけれども、これは、『AGAINST 8』という原題で、カリフォルニア州で同性婚を認めないという8号の法案に関して、抗った実際の原告と弁護士たちのドキュメンタリー映画。

僕はこの映画を、3回以上見ているのだけど、原告の不安な気持ちや、社会にはびこるホモ・フォビア、罵声を浴びせる人々の存在を知ると、ちょっと恐ろしくなるの。

それでいて、原告たちがまっすぐに法廷に立ち向かっていく姿を見ながら、同じように国を相手取り東京で戦っている僕たちは何度も励まされ勇気をもらった。

映画の最後に、カリフォルニア州の役所に行き、その場で簡易的な結婚式を挙げるカップルが何組も出るのだけど、そんな姿を見ながら、いつか僕たちも渋谷区の区役所で、同じように結婚届を出して、みんなの前でキスをすることができたらいいなあと改めて思ったのだった。

一緒に鑑賞していただいた皆さま、ありがとうございました。

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