中国の新幹線で思うこと。

杭州からは、新幹線で上海まで行き、その後地下鉄で2駅で上海虹橋空港から羽田空港に帰ってきた。
新幹線は、外国人はパスポートの提示が求められる。その後、出発時間の10分前になると、やっと待合広場からホームに上がる通路が通れる合図が下される。
この時点で、たとえ前の方に並んでいたとしても、中国人は横から平気でどんどん入ってくる。だいたい列を作って待つなどというルールがそもそも確立していないのだろう。
なんとかパスポートをスキャンさせて改札を通ると、エスカレーターでホームに向かい、新幹線が入ってくるのを待つ。
健常者ならばこの10分で自分の乗るべき号車までたどり着けるとは思うものの、年寄りや身体の不自由な人だと結構時間がないことがわかる。
新幹線の中では、子供が平気で大きな音でゲームをしている。誰も注意しないし、誰もなんとも思っていないのだと思う。
途中の駅で乗り込んできた客が、新幹線の通路で知人に会ったようで、大きな声で立ち話が続く。立ち話は5分くらい続き、その間、迷惑そうに前から後ろから人々が追い抜かしてゆく。
上海に着いて、出口に向かおうと前の人に続いて並んでいたら、そんなのお構いなしに、次から次へと人が横から割り込んできて前に進んでいく。
日本のように、マナーを守るとか、順番などはなっから関係ないようだ。
おおらかというか。大雑把というか。どちらの国がいいとか悪いではなく、明かにふたつの国は「違う」ということを改めて思い知らされた旅だった。
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