お正月の準備。

新宿高島屋の行列。

今年は28日まで働いたから、お正月の準備は29日からの3日間、しかも、Kがいないから何もかも全てひとりでやらなくてはならない。
幸いざっくりと掃除はしていってくれたので、今日は、正月飾りを買って、お花を買って、おせちの材料の買い出しへ。
日本の正月にかける情熱は尋常ではなくて、デパ地下は買い出しに来た人々によって殺気立っていて、自分の欲しいお肉やお魚目指して、人を手でかき分けていく人すらいる。
忙しかった今年は簡素化したいと思いながらも、結局15品は作るのでだいたい一日5品のペースで、最後の三日間は買い出しとおせち料理作りに忙殺される。
毎年面倒に思いながらも、おせち料理を作っているのは、毎年新しい発見があるから。
おせち料理作りには、和食の全てが詰まっていると言われるだけあって、下ごしらえから火の入れ方まで、回を重ねるごとに掴めるコツがあるようだ。
僕がとりわけ苦手なのは、数の子の薄皮を取る作業。指の腹で優しく数の子を壊さないように薄皮を剥ぐのだけど、これも、キッチンペーパーで片側に寄せて、表裏をやってから細い方から剥いていくとむきやすいことに気づいた。
里芋を剥くのも苦手な作業。手がチクチクするし、あのヌメヌメも苦手。これは洗ってから一度乾燥させてから皮を剥くとあまりチクチクしないようだ。
生きた車海老を熱いお出汁の中にトングで浸す時も、あまりいい気がしないものだ。なるべく早く死んでくれるように上下を返す。
ドアの両側に松を二本飾って、玄関には水仙をいけた。今年のお花は台風の影響で南天があまり良くなく、結局千両にした。
大分から帰ってくるKとまた新しいお正月を迎えるために、ひとつひとつ丁寧におせち料理を作っている。

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