ニューヨークに行くべきか。

今年は、ニューヨークプライドが始まって以来、記念すべき50周年を迎える。アメリカでは、25周年・50周年・75周年・100周年が、大きいお祝い事をする節目だそうだ。
LGBTQが迫害を受け続けていた時代に、LGBTQ当事者たちが勇気を持って立ち向かった1969年のストーンウォール事件から、まだ50年しかたっていないのだ。50年の間には、ヨーロッパをはじめアメリカでも同性婚が認められ、世界も少しずつ変わってきている。
この記念すべき50周年のニューヨークプライドに、僕の周りのアクティビストの友人たちもこぞって参加するようだ。
僕も昨年までは、友人たちと同じようにニューヨークプライドに参加するつもりでいたのだけど、ニューヨーク自体にまったく魅力を感じなくなり、行きたいという気持ちが若い頃のようになくなってしまった今、行こうか行くまいか、どうしようかとぼんやりと考えている。
なかなか休みの取れないKも休みが取れるならば、愛するイタリアやスペインやフランスに連れて行きたい気がするのだ。
50周年の記念的イベントを見ておくべきか。Kにとってはじめてのヨーロッパにするべきか。その間でいったりきたりしているうちに、梅雨明けの沖縄にも行きたいと思い、夢は枯野を駆け巡る。
今の僕の人生で、一番お金を使う価値を感じることは、食事や住居以外には、結局のところ、旅行なのだ。

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