筥崎宮

1274年と1281年2度にわたり日本最大の国難と言われる蒙古襲来(元寇)があったというのは、その昔教科書で読んだこと。
1259年に天皇になり、1274年に上皇となっていた亀山上皇は、
「我が身を以て国難に代わらん」
と、異国降伏を祈願したそうだ。
1度目は3万人、2回目の襲来には10数万人の元軍が壱岐対馬を占領し博多湾に押し寄せた時に、2回にわたり大風が吹き荒れ、元軍に大打撃を与え引き返していったというのが今も伝わる『神風』の由来。
そんなお話が今も色濃く残る神社がこの『筥崎宮(はこざきぐう)』。
何十回と福岡に来ているのに、はじめてお参りをすることが出来た。
『筥崎宮』は、京都の『石清水八幡宮』大分の『宇佐神宮』とともに日本の三大八幡宮の1つだそうだ。
穏やかで気持ちのよい空気が流れていて、お参りをしようと本殿の前に立つと、文字が大きく書かれてあった。
『おのが身はかえりみずして人のため
つくすぞ人のつとめなりける』明治天皇御製
この言葉を見るために、ここに来たのだなと、なんだか清々しい気持ちになったのだった。
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