クーパーズタウンからのメール。

今年の6月にニューヨークに行った際に、アメリカ人の友人ゲイカップルがニューヨーク郊外に住んでいるのでアムトラックに乗って会いに行った。
その緑豊かなクーパーズタウンのことはここにも書いたのだけど、その二人からメールがあり、11月の終わりに仕事で東京にやってくるということがわかった。
3週間滞在するので、どこかで会えるのを楽しみにしていると書いてある。
ニューヨークの後、僕たちはサンフランシスコに行ってから帰国して、その2ヶ月後くらいに僕は、サンフランシスコが楽しかったとか、夏に行った高知や福岡や天草などの旅行の話や写真なんかをメールに書いて送ってあったのだけど、その後彼らから返信のメールは来ていなかった。
確か、10月か11月に東京に来るって言っていたよなぁ…と思っていた矢先にメールが届いたので、ちょっと安心したのだ。
若い頃は、人生は永遠に続いていくように思っていたのだけど、この年になってわかるのは、人生には終わりがあるということ。
友人と会って食事をすることも、永遠に出来ることではないのだ。
65歳と72歳のカップルとの食事は、たった一回の食事でさえ貴重な時間だと思える。
そして本当は、それが彼らみたいに年老いてなくても、若い友人とでもまたとない貴重な時間なのだと思い知るのだ。