Cooperstownへ。

離れとブランコ

野生のうさぎ

敷地には、林が広がっている

今回のニューヨーク旅行では、E &Rアメリカ人の友人ゲイカップルの家を訪れることが、実は大きな目的でもあった。
僕が大学生の頃に、彼らが日本に住んでいた頃には時々友人宅のパーティーで会っていたのだけど、僕が会社に入ってニューヨークに遊びに来ていた時には何度か会っていた。
その後疎遠になっていたのだが、20年ぶりくらいに彼らの家を訪ねることにしたのだ。
20年前くらいに訪れた時は、彼らはまだ、チェルシーに住んでいた。同じアパートには写真家のアニー・リーヴォビッツがいるような瀟洒なマンションには、壁中に沢山の本が並んでいて、広々としたリビングに沢山の部屋があるような素敵な家だった。
今回訪れた彼らの家は、そのチェルシーのマンションから7年前に移り住んだもので、ニューヨーク州の州都であるAlbanyまでAmtrakで2時間半、そこに彼らの車が迎えに来てくれて更に1時間半かかるCooperstownという湖のそばの町だった。
Albanyから車に乗ると、景色はどんどん田舎になって行って、ついに遠くの山や畑しか見当たらなくなってきた。細くなってきた道では、時々鹿が飛び出して来るので車のスピードを緩めなくてはならない。
車を降りると、まるで森林の中にいるような匂いがした。家は周りを林に囲まれていて、R に庭を案内してもらいながら驚いたのは、その敷地の広大さだった。
母屋の他に、離れがあり、その他にも陶器を作る工房があったり、畑やガーデンがたっぷりとあり、その先には見えないくらいの森林のような敷地が遠く広がっている。
我々の到着を待ちわびるかのように、彼らの友人のストレートカップルも現れた。それからワインを飲みながら楽しい食事がはじまり、食べて飲んで散々笑った後に場所を移動して、ストレートカップルのバンジョーとアコーディオン演奏が始まった。
美味しい食事と友人たちに囲まれてワインを飲みながら、バンジョーの音に耳を傾ける。
僕が今まで想像もしなかったような豊かな時間が、そこでは流れていたのだった。
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