ダラス・フォートワース、ストックヤーズに来ました。

今回の出張は、中米のコスタリカ 。
日本から中米に直行便はないため、ダラスで乗り換えなのだけど、6時間くらいトランジットの時間があったので、テキサス州ダラスのフォートワースにあるストックヤーズ歴史地区へ。
空港から高速バスで一人26ドルと書いてあり、タクシーで55ドルと書いてあったのだけど、実際にはタクシーで90ドルくらいかかった。(帰りはなぜか、70ドルくらい)
ウエスタンの時代劇に出てきそうな街並みは、まるで映画の中に迷い込んでしまったような感じで、街中の建物も看板も、アナログ的な要素がそのまま残っている。
ウエスタンシャツやハット、ベルトなどが売っている有名店は、残念ながら日曜日はお休みだったのだけど、「ここまで来たら、昼から牛肉だろう…」と、90年以上の老舗『RISCKY’S STEAK HOUSE』へ。
すぐにでっかい花器のような重たいグラスに入ったビールが運ばれて来た。
赤身の牛肉は、思ったよりずっと柔らかく、塩胡椒だけの味付けはいくらでも食べられる美味しさ。
街中には、豚肉や羊肉のセリをしていたような場所が改装されて残っていて、ロデオが見られる場所や道端に牛や馬を連れたカウボーイカウガールがいて写真を撮ることが出来る。
若くて逞しいカウボーイがどこかにいないかと必死に探したのだけど、残念ながら見つけることは出来なかった。
こんなことでもなければ、絶対にダラスで降りることなど一生ないと思っていたので、思いがけず楽しい出張のはじまりです。

パディントン2

前作で、ペルーの森の中から、ロンドンにやってきたクマのパディントン。
ブラウン家の人々に温かく迎え入れられながら、その後のロンドン暮らしを描いた『パディントン2』は、心温まる素晴らしい作品だった。
とにかくかわいいのです。パディントン。
一言で言うと、『心根のやさしいクマ』。
誰にでも礼儀正しく親切。周りのみんなに対してやさしく接するから、周り中にそのやさしさが伝染してゆく。
グッと引き込まれるほど脚本が素晴らしいと思うのは、全く次の展開が予想できないところ。
いつもは2枚目のヒュー・グラントが、今回笑える悪役で好演している。
原作は40カ国語以上で翻訳され、全世界3500万部売上のベストセラー“パディントン”シリーズ。
惜しまれながら2017年6月に91歳でこの世を去った作者のマイケル・ボンドのスピリットは、『見かけで判断せず、国籍や種族の異なる相手を受け入れること』。
多くの人に愛される作品には、普遍的な哲学が潜んでいるのですね。
⭐️パディントン2http://paddington-movie.jp/

たこやき元祖どないや

出汁に浸して食べる

東京生まれ東京育ちなのだけど、どういうわけか時々無性に、たこ焼きが食べたくなる。
でも、東京ではなかなか美味しいたこ焼き屋さんがなくて、大阪にあるようなトロトロ熱々のたこ焼き屋さんには出会えずにいた。
先日、歌舞伎町を歩いている時にたこ焼き屋さんを見つけて、Kとふたりあまり期待しないで入ってみたのだけど、このたこ焼き屋さんが、僕史上東京で一番美味しかったのです。
お店の客層は、場所柄かなりヤバイのだけど、熱々で出てきて、しかも中はとろっとろ。タコもきちんと入ってるし、出汁に浸した明石焼きのようなたこ焼きも最高に美味しい。
それ以来、歌舞伎町に行くたびに、「たこ焼き食べようか?」と言って、映画の前なんかにつまみ食いしているのです。
⭐️たこやき 元祖どないや 新宿区役所通り店
03-6273-8710
東京都新宿区歌舞伎町1-2-13 新光ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13143283/

幸せを感じる瞬間。

お風呂から上がったら、
リビングからKの笑い声が聞こえた。
「アハハハハッ!」
どうやらパソコンで、ちびマルコちゃんを見ているみたい。
その声を聞きながら、
僕もつられて笑ってしまったのだけど、
こういうのが幸せなのだと、心の底から思ったのだ。

海外出張の準備。

週末から海外に1週間出張に行くことになっている。
Kと東京で一緒に暮らすようになってから、1週間も離れたことがなく、日にちが近づいてくるとなんとも寂しいような気持ちになっている。
仕事である以上仕方のないことだし、これからもあるだろうからと、出張前に仕込みをしておくことなした。
◎月曜日の晩御飯は、バターチキンカレー。
◎火曜日の晩御飯は、ハンバーグ。
◎水曜日の晩御飯は、油林鶏。
その日の晩御飯を、通常の2倍作っておいて、残った分を小分けにして冷凍庫にしまう。
これ以外に週末までに、Kの好きな『牛丼』と『生姜焼き』、『うどんの出汁』、『煮麺の出汁』どちらにも入れられる『鶏肉の塩焼き』を作っておこうと思う。
鯖と秋刀魚とイワシの干物はあるし、煮豚やボロネーゼも作ってある。それに加えてハンバーグ、バターチキンカレー、油林鶏、牛丼、生姜焼き、うどん、煮麺…(笑)
Kがお腹が空いた時に、いつでも解凍したら食べられるように。
なんだか、家族を置いて女友達と旅行に行くお母さんのようですね。

不安な時には。

僕自身がとても疎いことで不安なことがあり、ふとそれを思い出しては眠れない夜もあった。
不安は、そのままにしておくとひとりでに大きくなり、得体の知れない怪物となって心の中に棲みつき、ふとした時に存在感を示しはじめた。
そこで、友人にその道の専門家を紹介してもらうことにした。
僕の周りにはいない職種のその方に会って、自分が抱えている不安を話すと、その人はじっと全てを聞いた上で言った。
「方法は、2つあります。」
その話を聞き終えてから、長く僕の中に棲みついていた怪物が、実は勝手に僕自身が作りあげて大きくしてしまったものであったのだと気づいたのだ。
今回学んだことは、「不安」を感じたらそれが大きくなる前に、それを白昼のもとに出して、ひとつひとつじっくりと客観的に眺めてみることだ。
そうすることによって、次に何をしたらいいのか、誰に相談したらいいのかが見えてくるかもしれないからだ。
たとえ酷いことが起こりそうに思えたとしても、本当のところ、人生、命さえあれば、ほとんどすべてのことはなんとかなるのではないだろうか。

叔母の誕生日。

15日は叔母の誕生日。
今年で78歳になる祖母のために、ここにも書いた珍しい新種のクリスマスローズを送った。
夜になって祖母から電話があり、「大きくてきれいなクリスマスローズだこと!」と喜んでくれた。久しぶりだったせいか話は尽きず、ずと熱中しているボランティアの話に。
祖母は、目の不自由な人と一緒に外出したり、人によっては習い事をするのを一緒に行って習ったりしているのだそうだ。最近は目の不自由な人と一緒に点字を学んだり、コンサートに行ったり、人によっていく先は様々なようで、行く先々で体験することがとても勉強になると言って喜んでいる。
美容院と全身美容の会社を経営していた祖母は子どもがおらず、旦那さんの介護をしたのちに先立たれ、祖母も自宅で介護をしながら見送った人。今までの仕事一筋だった人生とは変わって、ひとりになったらいったいどうやって生きてゆくのだろう・・・と案じてもいたのだ。
それが、今まで仕事ばかりで他にはなんにもなかった人生に、ボランティアをいう新しい毎日がはじまった。話を聞いていると、毎日忙しいようで、一日に歩く歩数も1万5千歩くらいというから驚くばかりだ。
電話の最後に祖母は僕に言った。
「ただしちゃん。あなたも早く誰かと一緒になりなさい。あなたはまだ若いけど、いずれはおばちゃんのように年をとるんだから。動けなくなってもおばちゃんは助けてあげられないのよ」
「おばさんの方がきっと長生きするよ」
叔母は僕の為を思って言ってくれているのだろう。僕は正直に生きたいと思うけど、78歳の叔母に向かって、「自分はゲイなのだ」と説明する気にはどうしてもなれずにいる。
ボランティアをやりながら忙しそうにしている叔母の声を確認して、ほっとして電話を切ったのだった。

5パーセントの奇跡

日曜日なので映画を観ようと、何気なく決めたドイツ映画『5パーセントの奇跡』が、思いがけず超感動ものだったのだ。
15歳の時に、急にある障害を持つことになってしまった男の子が、周りに嘘をついて生きることを選んだという実話をもとに作られた映画。
サリーの人生の選択を見ながら、自分だったらどのような選択をするだろうか…と想像してしまった。鋼のような意志の強さと、夢を諦めず生きようとする姿に引き込まれ、胸は熱くなりKとふたり手を握りしめながらエンドロールを迎えた。
『最強のふたり』が好きな人ならば、必ず気に入ってもらえるに違いない。恋人と見に行っても、友だち同士で行っても、終わってから温かくハッピーな気持ちで満タンになれるだろう。
⭐️5パーセントの奇跡http://5p-kiseki.com/

満ち足りた気持ち。

アラスカカフェ

先日訪れた大分の日田で、何度か行ったことのある小さなカフェで、店の人に言われるままにテーブル席に着いて話していると、僕たちの後から3人の家族が入ってきた。
おじいさんおばあさんと孫息子なのか、男の子は小学三年生くらいだろうか?もしかしたら年の離れた親子かもしれない。
空いている椅子が、窓側のカウンターを詰めるしかなく、お店の人が声をかけてカウンターに座っていた二人の女性たちがずれて、カウンターに3人をお店の人が座らせようとした。
そこで、僕とKが顔を見合わせてカウンターに代わることを告げて席を移ると、おじいさんとおばあさんから「ありがとうございます」とうれしそうに感謝された。
少年はずっとケラケラと楽しそうに笑っていて、帰る時にも3人は、とても幸せそうにテーブル席で過ごしていた。
僕たちが感じた言いようのない満ち足りた気持ちは、なんだか特別なもののような気がした。
小さなことでも、誰か、何かの役に立てた時に、思いがけず笑顔や「ありがとう」という言葉を受け取ることがある。
それは僕たちへの、贈りものなのだ。

流しのゴミカゴ問題。

奥さん、キッチンの水切りかごは、どうしているだろうか?
三角コーナーは、狭いシンクの場所を取るのと、ゴミが目につくところに居座っている存在感から、不衛生なので使ったことはない。
僕は長い間、前のマンションでもずっと、排水口の所に紙のカートリッジのようなカバーをつけて使っていた。でもその紙は目が細かいので、たとえばお米を精米して米ぬかを流したり、おそばを茹でてそば湯を流すと、必ず目詰まりをしてしまうのだった。
それに加えて、紙とはいえ、やはり毎日交換するというのが億劫で、排水口に隠れて表からは目に見えないものの、ゴミがそこに残ったまま、三日くらい過ごしてしまう日もあったのだ。
夜眠る時に、ふと排水口のことを考えると(そんなことはまずほとんどないのですが)、あのぬるぬるが、今でも排水口にあるのかと思うと、なんだか心穏やかではいられなかったのだ。
先日、浅型のステンレスのゴミカゴがいいという記事を読んで、安いものだったのでその場で直径を測り、アマゾンで買ってみた。
到着したステンレスのゴミカゴは、一枚のステンレスとパンチングしてあるのでゴミも詰まらず、目詰まりすることもなく、スポンジで洗うのも簡単でスッキリときれいになることにビックリしたのだ。
おかげで、食事を作るたびに、食器を洗ったら最後にゴミカゴをさらっと洗って外に出して干すようになった。
それからは、夜眠る時も、もう排水口のことは考えなくなったのだ。
⭐️流し用ステンレス朝型ゴミカゴ
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0018NHJDO/ref=oh_aui_detailpage_o03_s00?ie=UTF8&psc=1