竹千代

鯛の昆布締め

鯖のへしことカラスミ

香箱がにの炊き込みご飯

前から行ってみたいと思っていた「おでん割烹」などと書かれている『竹千代』へ。
香林坊から21世紀美術館の方へ向かう、美味しいお店がひしめき合う小さな小道にひっそりとある『竹千代』は、カウンター6席くらいの小さな店だった。
お店は2回転制のようで、約束の8時半に行ってもまだ席は空いておらず、寒い風の中、外で待たなけれ、ようやくお店に入ると、物静かな大将がひとりで黙々と中を取り仕切っていた。
日本酒は一種類。少しして自家製胡麻豆腐が運ばれてくる。胡麻豆腐は香り高く、いつまでも食べていたい美味しさ。そのあとには身がぎっしり詰まった『香箱がに』が運ばれて来た。
「香箱がに』をおでんに入れるのが金沢の観光客にはブームのようですが、このカニをおでんの中に入れたら、美味しい出汁も全部汁の中に出ちゃうと思うんですよ」
鯛の昆布締め、自家製こんにゃく、鯖のへしこ、からすみ、牡蛎とかぶ、春菊としいたけの煮浸し、湯葉豆腐・・・
美味しいのだけど、僕が思っていたのとは何かが違っている・・・。
この店は『おでん割烹』ではなく、普通の茶懐石の店だったのだ。
最後の『香箱がにの炊き込みご飯』まで美味しくいただいたのだけど、願わくばクライマックスに魚の焼き物か揚物か、肉料理などのメインがあればよかったのにと思う。お料理全体が、つまみのような感じだったのがちょっと残念。
大将は、こだわりが強くシャイでほとんどしゃべらない感じの人だけど、美味しいものや食材の話をすることはとても好きなことがわかった。
⭐️竹千代
076-262-3557
石川県金沢市広坂1-1-28 広坂パレス 1F
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000024/

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