家族に何か起きた時に。

晩ご飯を作っていたら、Kがぽつりと話し出した。
K「ただしくん・・・お母さんがね、電話で言い出したんだけど・・・
お父さんの尿道が悪いみたいで、再検査をするらしいんだ。
今も痛みがあって、尿道結石ではないみたいなのだけど・・・」
僕「前にも言ってたよね・・・お父さん、大丈夫かな・・・」
K「それでね・・・お母さん、自分のことのように心配し出して、
今回は11月に東京にくるのやめようかって言ってるんだ」
僕「お父さんはなんて言ってるの?
具合が悪いなら仕方ないけど、慌ててキャンセルしなくても、
検査の結果を見てからでもいいんじゃない?
キャンセル料かかっちゃうね・・・」
K「お母さん、お父さんより大騒ぎしていて、
話したらお父さんは来るつもりなんだけど、
お母さんは癌かもしれないって言い出して・・・」
僕「まあ、検査をして様子を見て、
その日に判断してキャンセルすればいいじゃん。
まだはっきりわからないのに慌てなくてもいいのにね・・・」
このところ、Kの腫瘍の疑いがあったり、僕の甥っ子の脳腫瘍が見つかったり、家族の中で病気の疑いが次々と現れて来た。
Kは先日ここに書いたように、ほぼ良性のようだとわかりほっと胸を撫で下ろしたところ。
脳腫瘍の疑いが見つかった僕の甥っ子は、東大病院で検査を進めていて、MRIを見たところ良性の腫瘍ではないかという話も出てはいるが、ハッキリとした診断の結果まで予断をゆるさない状況。兄やお姉さんの心情は生きた心地がしないと思っている。
生きていくということは、突然目の前に予期せぬ出来事が起こって、その場その場で対処してゆかなくてはならないこともあるのだけど、家族がいてくれるということが、何よりも心強いことなのだと改めて感じている。

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