市原平兵衞商店。

前にもここに書いたことがあるけど、家で使っている箸は、京都の『市原平兵衞商店』のものだ。
箸は、毎日毎日口に食べ物を運ぶもの。いくら高くたっていいと思っていたのだけど、最初にここの『みやこばし』を買うときはちょっと勇気が必要だった。だって、竹でできたお箸が、その当時で4000円したのだ。(それが今では6000円になっていた)
『みやこばし』は、囲炉裏やかまどの煙で長い間いぶされた稀少な煤竹を使った箸で、先が細く掴みやすく、とても丈夫。その掴みやすさゆえに、ここの箸を使ったら、もう他の箸には戻れなくなってしまう。
今回、久しぶりに立ち寄り買い求めたものは、わさびや生姜を擦った時に、綺麗に集めてくれるものと、焼き物用の焼もの箸、そして、竹でできた菜箸。焼き物用の箸は比較的火に強く燃えにくい。竹でできた菜箸は、その角がある持ち手がとても持ちやすいのだ。
箸が使いやすく気に入ったものだと、忙しい中で作る料理も効率よくできてゆく。今回、京都で買ったお土産的なものはこれらの箸だけだけど、僕は上機嫌で東京に帰ってきたのです。

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