キッチンの片隅で。

前にもここにあげていたのだけど、首元まで使い切った大根を、グラスに水を入れて浸けて眺めていたら、やがて蕾が見えはじめ、とうとう大根の花が咲いた。
僕は、大根には白い花が咲くものと思っていたのだけど、開いた花は白に紫色がかすかに入り、花としてもとても綺麗だった。(この大根は、もしかしたら辛味大根かもしれない)
素朴な野菜の花の姿に改めて驚かされるのは、植物が本来持っている原始的な美しさがあるからだろう。
小さな大根の切れ端は、キッチンの窓辺で、時々僕たちをほっとさせてくれる。

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