この世界の片隅に

映画を観終わった後、思い出して何度も目頭が熱くなった。
今思い出しただけでもしみじみと泣けてくるほど、今年の映画の中で、最も心を鷲掴みにされ激しく揺さぶられた映画に出会った。『この世界の片隅に』は、テアトル新宿の歴代の記録を塗り替えたヒットになっているという。
戦争映画だということは聞いて軽い気持ちで観に行ったら、映画の世界にどっぷりと浸かり、ケラケラと笑い、涙が頬をつたい、胸が締め付けられ、むせび泣いて、観終わった後、しばらく席を立つことが出来なかった。アニメーションだというのに、今でもあの家族がどこかで安穏に生きていたら・・・と願わずにいられなかった。
そして、白昼の東京の町を歩きながら、自分が今までなんという生き方をしてきたのかと、激しく後悔したのだった。
この映画に関して、ここではあまり多くを書くことはしないが、映画館で絶対に観ておくべき素晴らしい作品。
この国で、こんな映画を作ることが出来たスタッフの方々を誇りに思うし、生きているうちにこんな映画に出会うことが出来て、僕はとても幸福だったと思う。
★この世界の片隅にhttp://konosekai.jp

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