まんが日本昔ばなし

晩ご飯の後に、Kがテレビをつける。
テレビといっても、家にテレビは置いていないので、パソコンを使ってNETFLIXなどで映画を観たり、過去の番組を見たりするのだ。
Kがこの頃好きなのは『まんが日本昔ばなし』。
子どもの頃、土曜日の夜には欠かさず見ていた番組の主題歌は懐かしく、歌詞の中にふんだんに昔話の主人公たちが散りばめられていたことに今頃になって気づかされた。
先日、『姥捨山(うばすてやま)』をふたりで見たのだけど、見ているうちに山に捨てられるお婆さんがかわいそうでホロリと泣いてしまった。
話自体は本当に良く出来ていて、改めて見ると、こんなに恐ろしい話だったのか…と驚いたのだ。
それから時間が出来ると、僕たちはふたりで『まんが日本昔ばなし』を見るようになった。
とても不思議なことは、知っている物語であったとしても、改めて見て興味深く楽しめることだ。
巧妙に作られた物話を見ながら、日本の昔話はいったい誰がどんな風に作り、これまで伝えられて来たのだろうかと考える。

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