アタック・ナンバーハーフ・デラックス

実は、シネマート新宿で、ひっそりと『アタック・ナンバーハーフ・デラックス』がはじまった。
チラシを見ていた僕は、はじまりと同時にKを連れて映画館へ駆け込んだ。
『アタック・ナンバーハーフ』は、2001年に流行ったゲイが主役のタイのバレーボールチームの映画。
実話に基づいて作られたこの映画は、笑いなくして見られないのだけど、今回も、わけのわからないゲイや女装・トランスの世界へ引きづり込まれ、大笑いした。
『サトリーレック』というゲイや女装・トランスが集まって結成された謎のバレーボールチームが、地方大会で見事に勝ち抜き、全国大会で優勝を納めるべく奮闘する話。
話の中には、保守的な家で自分がゲイだと言えない男の子や、ゲイと女装の恋愛、ゲイとバイの恋愛など、なかなか一筋縄ではいかないセクシュアルマイノリティの生き様が描かれているが、全編を通してはお笑いにまとめられている。
また、女装やトランスに対する差別や偏見、ホモフォビアも描いており、実際の社会を、ちょっと俯瞰で引いた形で見ているような気にもなるから不思議。
色とりどりの変な格好をした集団を見ているうちに、「僕は、こんな、バラバラな変な人たちに囲まれて生きている方がラクチンだし、楽しいなあ…」と思ってしまった。
★アタックナンバーハーフ・デラックスhttp://attackdx.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です