いとしき糸島。

hummingjoe

KURUMIAN

糸島くらし×ここのき

福岡にはもう、何十回となく来ているのだけど、今回はじめて糸島に行ってみた。
糸島は、福岡の人が週末のデートで訪れることで有名な場所。能古島のようにぽっかりと海にある島ではなく、海に向かってせり出た小さな半島といったところだろうか。
博多の町から20キロくらいしか離れていないのに、糸島に入ってくると、右手にのんびりとした海が見えてくる。糸島独特ののんびりとした空気は、都会で暮らす人にとって、どこか心穏やかになれるに違いない。
お洒落なカフェやレストランも所々に点在する糸島で、何を食べるのかとても難しかったのだけど、今回はスパイスをふんだんに使ったカレー屋さん『spoonsong』へ。
かなりこだわりの強いシェフは、独特のスパイスを配合させてカレーを作り、更に新商品の開発を続けている。基本のカレーはチキンカレーだけど、さらりと食べやすいが、じわじわとスパイスの辛味が効いてくる感じ。
糸島というと、なぜかお洒落な家具屋さんや雑貨屋さんが所々にあって、陶芸家や工芸家、職人さんたちがこの地に住み着いていることを知らされた。
『hummingjoe』は、北欧の家具を中心に扱うお店。チェストやテーブル、椅子などを買い付けて、修理をし、販売をしている。建物は山に囲まれた場所にあって、素晴らしい庭と建物の独特の作りに、ここはヨーロッパなのではないか…と思ってしまうほど、美しい佇まいだ。
『KURUMIAN』は、不安になるくらい山の中にある雑貨屋さん。クルミなどの様々な木で作ったカッティングボードや、木の器、陶器、土鍋を扱っていて、独特の感性のセレクトショップ。
『糸島くらし×ここのき』は、『Tana Cafe』というカフェを併設した雑貨屋さん。一言で言うと、糸島に対する愛に溢れたお店だ。
糸島で暮らす木工作家が、糸島の様々な木を使い器やカトラリーなど、生活の用を足すものたちを作り、ここで売っている。また、醤油や蜂蜜、ビスコッティなど、糸島で作られる調味料なども販売している。
糸島を訪れていると、この町の人たちが都会に対してコンプレックスも何も感じていないことにホッとする。
愛する糸島で海に囲まれて暮らしながら、自分たちの信じるものを作り、集め、生活の生業にしている姿を見ていると、ここが宇宙の真ん中なのではないかと思ってしまう。
こんな風に山や海に囲まれて暮らすことが、僕には堪らなく羨ましく感じられて、「いつか、糸島に家を買って暮らそうか…」とつぶやいた。
運転をしていたKは一言、「ただしくんがこんな田舎に住むことなんて出来るわけないよ」と言った。
「いつかこんなところに住めたらいいなあ…」
帰り道に、またすぐにでも糸島に再訪したいと思ったのだ。
★spoonsong
092-325-2569
福岡県糸島市二丈松末1253-2
http://tabelog.com/fukuoka/A4009/A400901/40025371/
★hummingjoe http://www.hummingjoe.com
★KURUMIAN http://www.kurumian.com/
★糸島くらし×ここのきhttp://www.coconoki.com
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