THE プチレストランないとう

Aセット

カツカレー

お店にいる時も、ほんわりとした不思議な温かさに包まれて、お店を後にして尚、あの時の幸福感を思い出さずにはいられない店は、京都の洋食店『プチレストランないとう』だろう。
店内は、L字型のカウンター席と、お座敷、そして奥に半個室のような部屋がある。大将は、いかにも美味しいお料理を作りそうな体型と顔立ち。お料理を作る姿は真剣だけど、お客さんのことを一番に考え、細やかな気を配っているのがわかる。
大将と一緒にお料理を作っているかわいい女性がいるのだけど、この女性も、とても穏やかでやさしい笑顔とともにお料理を運んでくれる。主にサービスをする女性店員ふたりも、とてもやさしく、このお店を愛しているのが伝わってくる。
僕がヒレカツカレーのセットと、KがAセットという洋食のフライのセットにヒレカツを頼んだら、大将が気を効かせて、「ふたりでカツを召し上がるんなら、分けられるようにカレーの方はロースにしましょうか?」と聞いてくれて、ロースにしてもらう。カツカレーはロースに限る。ローズの脂身と柔らかさがカレーに絶妙に合うから。カレー自体は、タマネギがしっかりと入った後を引く美味しさだ。
サラダから、前菜があり、メインのお料理があり、ご飯と豚汁、そしてデザートに飲み物がついて2500円くらいというランチのお値段は、京都にしてはもしかしたらちょっと高いのかもしれない。それでも、ここで2500円を払って、あれだけの言葉にできない幸福感を味わうことが出来るのなら、決して高いとは思わない。
お料理を食べ終わって、Kとふたりでお店を後にしながら、またこのお店に帰ってきたいなあとつくづく思える、幸福な料理屋さんだった。
★THEプチレストランないとうhttp://petitrestaurant-naito.com/top.htm

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