OUT IN JAPAN のその後。

OUT IN JAPANの第2回目の撮影会の同窓会なるものがirodori で行われ、40人ほどが駆けつけた。
様々なセクシュアルマイノリティの人たちと交わって話していると、昔ではこんな状況は考えられなかったなあと思ってしまう。一昔前までは、『ゲイはゲイ』だったのだ。ビアンの人たちがいたとしても、結局ゲイはゲイにしか興味がないし、自分たちだけでひっそりと生きていたのだ。
それが今や、ゲイだけではなく自分とは全く違う様々なセクシュアリティの人たちとこうして交わり、色々な話をするようになったのだ。
昨夜お話をした人の中に、学校の先生をしているビアンの人がいて、この『OUT IN JAPAN』に出た後、何かありましたか?と聞く僕に、「色々大変だったんですよ…」と話をしてくれた。
彼女「OUT IN JAPANが公開されてから、どこで知ったのか、校長先生から呼び出しがかかって、すぐこの場で削除するようにと言われたんです…」
僕「え?なんで削除しないといけないの?
何も悪いことしてないのに…」
幸いにも、他の先生たちからは全く問題ないという声が聞かれて、削除をせずに済んだそうだけど、話を聞いてわかったことは、結局校長先生も、差別的な発言をした政治家と同じで、セクシュアルマイノリティに関する知識がなかったのだと思う。
教育の現場がこれだと、子どもたちに与える影響は自ずと知れてくるというものだ。
これでは子どもたちがセクシュアルマイノリティであったとしても、それを誰にも言えない状況のままだ。
少しずつ、色々な現場でみんなが動いてくれていて、この国も少しずつ変わっていくことが出来るのだろう。
同性婚の実現、そして、本当の意味で平等な人権が与えられるまで、この動きを止めることはできない。

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