All the love in the world

はじめて大分に行ってKに会った時に僕は、「会ってご飯でも一緒に食べられたらいいかな…」くらいに思っていた。
東京と大分では距離があまりにもあり過ぎるし、つきあっていくことなど微塵も考えていなかったのだ。
結局、ホテルに二泊一緒に過ごして、大分空港まで送ってくれる車の中では、浜崎あゆみがかかっていて、それを聴きながら、
「これは、ちょっと無理かもしれない…」と、不安になったのを覚えている。笑
先日、引っ越しの荷物をKと一緒に片付けながら、昔のCDをかけていると、何気なくKが言った。
K「このアルバム持ってるよ…」
僕「ウソでしょう???」
K「うん。一曲目がエンヤだよね…あるよ」
僕「え?えええ?えええええ?」
僕はKのことを、邦楽しか聴かないと思っていたのだ。恐らく誰かからもらったとかに違いない…。
たまにこのアルバムのように、その時の時代の気分を閉じ込めたようなアルバムを聴くと、なんとも言えず昔のことを鮮やかに思い出すことがある。
このアルバムの中の、『All the love in the world http://youtu.be/yhg3lBGFeac』という曲が好きだ。
当時、映画の主題歌になったこの曲を聴くと、15年くらい前の、世界が自分たちのためにあったように感じていた夢のような時間を思い出す。
そのまま片づけをしていたら、All the love in the worldが流れはじめて、僕がこの曲が好きだと言うと、Kはすかさず、「何か映画の主題歌になったよね…」と言いながら、得意そうに曲を口ずさんだ。

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