恐るべし、永観堂。

京都は、それこそ町中のいたるところに紅葉の名所がある。そんな中で、限られた時間でいったいどこに行くか。
もともと決めていたのは、嵯峨野の『二尊院』と『常寂光寺』。この二つも素晴らしかったのだけど、もう一箇所、ここぞというところにも行きたい…。
今年のJR東海の「そうだ 京都 いこう」キャンペーンは、『北野天満宮』が使われていた。タクシーに乗って北野天満宮の紅葉はどうかと聞くと、運転手さんは、「今年の北野天満宮は、あまりよくないみたいですね〜」との返事が返ってきた。
ホテルのコンシェルジェに問い合わせると、「妙心寺」もいいみたいですが、「紅葉の永観堂という言葉が古今集にあるほど、永観堂はおすすめでございます」という返事がかえってきた。
最後の日にKと二人、東山のたもとの永観堂へ。中に入る時に、拝観料にまずは驚かされた。だって、1000円なのだ。
「ひとり千円は、高過ぎるね…」と文句を言いながら、中へ入ると…
あまりの紅葉の群れを目の前にして言葉を失った…。
見渡す限り、どこもかしこも紅葉なのだ。
いったい昔の人は、この光景を計算して作ったのだろうか…、緑っぽい紅葉から、真っ赤な紅葉まで様々な色彩が縦横無尽に織り成す光景に、しばし言葉を失った。
この時期に、『永観堂』の紅葉を見られる幸福。
それを思うと、千円など高くはないと思ったのです。
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