蕎麦きり みよた

この春、表参道に出来た『蕎麦きり みよた』は、表参道から外苑前に向かう246沿いの右側にあり、前を通るたびに人が列を作っているのが気になっていた。
「表参道に、蕎麦ブーム到来か?」と。
今日、偶然なのか並んでいる人が少なかったので、ほんの少し待っただけですんなり入ることが出来た。(蕎麦を食べるだけなので回転は速い)
『極みカツ丼セット』を頼み、しばらくすると大きなカツ丼が運ばれてきた。横には透き通ったような蕎麦がついている…。
「…んまい!」
思わず声を上げそうになるほど、蕎麦が美味しい。カツ丼は、僕にはかえしがほんの少し甘いのだけど、カツのボリュームといい卵の火の通り具合といい申し分ない。これで880円!
他にも『極み穴子天板せいろ』など、見るからに美味しそうなメニューばかり。
表参道でうまい蕎麦が食べられるなんて、これからしょっちゅう来てしまいそうです。
★蕎麦きり みよたhttps://m.facebook.com/SobakiriMiyota?refsrc=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2FSobakiriMiyota

貝。

テングガイ。

スイジガイ。6本の角があり魔除けにもされている。

スイジガイ。

子どもの頃、よく石や貝を拾っては集めていた。
お墓でさえ、きれいな石を見つけると持って帰ろうとする僕に、母はその場に置いていくようにと叱った。
集めた石や貝は箱の中に入れて、時々誰もいない時にこっそり取り出して見てみるのだ。
「きれいな色だなあ…」「不思議なカタチだなあ…」
今でも家のお風呂には、美しい黄金比率で巻かれているオウム貝とヒトデが置いてあって、時々眺めている。
旅行中ほとんどモノは買わないのだけど、今回の沖縄では、古宇利島で貝を買って来た。沖縄は、珊瑚礁があるからか、とても豊富な貝が生息しているようだ。
持ち帰って来た貝は、しばらくの間リビングのセンターテーブルに広げておく。そして、時々手に取り、触っては、ひとしきり眺めてみる。
すると、今では遠くなってしまった沖縄の海を思い出す。
どこまでも遠く透き通っていて、波の音は聞こえない不思議な海のことを。
 
海に来ている家族や友達同士の笑い声がしていて、まるで時間が止まってしまったかのように平和だった海のことを。

沖縄のゲイバー。

沖縄には、那覇だけでも40軒くらいのゲイバーがあるみたいだ。はじめて行った那覇で、いくつかのゲイバーでとても楽しい時間を過ごすことが出来たので、もし那覇に行かれる方は参考にしていただきたい。多くの店が、国際通りと垂直に走る桜坂中通り近辺にあるので探しやすい。どこの町でも、僕たちにとってゲイバーは天国だ。
★★★★★Banana Cafe
http://www.banana-cafe.jp
那覇のゲイバーの中では中心的な役割のお店。迷ったらまずはバナナカフェといったところか。
『沖縄ルネッサンスhttp://www.okinawa-renaissance.com』というビーチパーティーを毎年主催しているお店なので各地からこのお店に人が集まるのだろう。
ママは、とても感じのいい温和な人。店員さんたちも皆とても話しやすい。
客層は、20.30.40.50代と幅広く、この店が一番イケてる子がいるようだった。三日間ともお邪魔してしまった。
★★★Crescent Moon
http://cmsakurazaka.web.fc2.com
かつて福岡でお店を出していた二人のカップルがやっているお店。そのせいか、なんだか福岡にあるお店のような雰囲気だ。
客層は40.50.60といったところか。年上のママはとても話しやすく楽しいし、年下のハンサムなチーママは、僕より年上だがかわいい感じ。とても居心地のいい店なので二回行ってしまった。
★CB Relax
http://cb-098.com/relax/info.html
南国リゾート的な店内。熊のような南国顔の店員さんがいる。この日はなぜか女性客がいたが普段はいないそうだ。体格の大きめのお客さんが多いのかもしれない。
★Sander
http://sander.jpn.ch
ここも、身体が大きめのお客さんが多いと聞いた。時間帯のせいかお客さんがあまりいなかったので、身体が大きいのは脂肪なのか、筋肉なのかはわからない。地方にある昔のお店のような店内。

沖縄のレストラン。

大東そば

くるくまスペシャル

まつもとのあぐー豚しゃぶしゃぶ

今回、行った中で、再訪したいと思う店は既にこのブログにあげている2軒。
★★★★★まーちぬ家http://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47003193/
★★★★まぜ麺マホロバhttp://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47011449/
※それ以外のレストラン評も参考のためにここに書いておきます。
★★元祖大東ソバhttp://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47000067/
大東島のそばと寿司が食べられるというのだが、ソーキそばと大東そばと何が違うのかと聞いたら、お肉の違いだけだった。大東そばは三枚肉なのだ。スープは澄んでいて、それでも出汁はしっかりと濃い。麺は太めでコシがある。ここの沖縄そばが一番美味しかった。
★★カフェくるくまhttp://tabelog.com/okinawa/A4704/A470403/47000018/
南部には、眺めの良いカフェやレストランがたくさんあるようだ。今回行った『くるくま』は、タイ人のシェフが料理しているカフェ。料理は辛めだが、暑い沖縄にはこんな辛さも気持ちいい。山の上から望む海の景色が素晴らしい。
★★OCEAN BLUEhttp://www.kouri-oceantower.com/restaurant.html
古宇利島のオーシャンタワーにあるレストラン。ピザを食べながら絶景を堪能できる。
★眞https://twitter.com/shin_izakaya
国際通りから縦に伸びる道にあるゲイスタッフによる創作居酒屋。大将やスタッフがかわいい。料理は沖縄料理だけでなくパスタやチャーハンなどもある。客層もほぼゲイばかりなので、おねえ全開のお客さんなどもいて気楽に飲むにはもってこい。
▲丸安そばhttp://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47000056/
24時間営業のそば屋さん。ほぼ屋台のような店は、どこか台湾を思わせる。深夜でもひっきりなしに人がやって来ては沖縄そばを食べて帰る店。屋台料理が気になる人にはあまりおすすめしない。
▲まつもとhttp://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47005708/
あぐー豚のしゃぶしゃぶで有名な店。店内はタレントのサインで溢れている。僕にとってはポン酢が甘すぎて豚肉の味を生かせていないように感じられた。スープも甘いので〆の雑炊まで甘い。3人なのにカウンター席に座らされ、両端はしゃぶしゃぶどころではなかった。

まぜ麺マホロバ

まぜ麺焦がしチーズ

旨辛台湾まぜ麺

美しい沖縄の焼き物

沖縄料理が続いたので、刺激を求めてひょっこり立ち寄ったまぜ麺屋さんがとても美味しかった。
国際通りの日航ホテルの脇をニューパラダイス通りに入る道にある『まぜ麺マホロバ』は、若い男女がやっている。(とてもいい感じの二人なのでご夫婦かもしれない)
まぜ麺焦がしチーズと旨辛台湾まぜ麺を頼んだのだが、麺の量、辛さ、トッピングなどを伝えると、しばらくしたのち美しい沖縄の焼き物のどんぶりに入って運ばれてくる。
うどんに近い太めの麺に、様々な具材がトッピングされていて、それを混ぜていただくのだが、ちょっとびっくりするくらい美味しいのだ。
なんというか、様々な具材が渾然一体となってしっかりとした別の美味しさを作り上げている感じ。
お店の中に入ると、この店は美味しいに違いないというオーラが感じられた。それは、お店の二人が、この店とこの店のお料理をとても愛しているのが伝わってくるからだろう。
こんなお店、なかなかないな。
★まぜ麺マホロバ
沖縄県那覇市牧志1-2-17
http://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47011449/

はじめての、ゲイビーチへ。

右側に今日子がいた

岩陰に潜むゲイたち

いくつも岩があり死角が存在する

僕が学生の頃だから30年前くらいだろうか?東京のゲイの間では、鎌倉の外れにある『小坪』という海岸にゲイビーチがあった。
ゲイが裸で日光浴をしていたり、海で華やかにセックスをしていると聞いて、なんだか怖いけど、ちょっと見てみたいような気持ちでいたのを覚えている。
昨年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で話題になったフランス映画『湖の見知らぬ男』は、ゲイビーチで起こる殺人事件を描いた怖い映画だった。ゲイビーチは、たいてい一般の人が入ってこないような場所に、秘かにあるからだ。
沖縄本島に有名なゲイビーチがあると聞いて、友人と怖いもの見たさで行ってみた。場所がとてもわかりづらいのだが、カーナビには、『アーヂ島』と入れると良い。海を見てアーヂ島の右側に波にえぐられた鍾乳洞のようなものが沢山あるのだけど、その辺一帯がゲイビーチだ。
ここのゲイビーチは、干潮時には砂の上を歩いて行けるが、満潮時には水が来るので、車を止めた場所から海に入って行かなければ到達出来ないようだ。
僕たちが歩いて行くと、入り口付近に日焼けした30代短髪が岩陰に立っていた。
全裸で、しかも勃起している…水平に…
そしておもむろに音楽を大音量でかけ始めた。曲は、小泉今日子…
更に奥に歩いて行くと、二人連れなんかが一緒に横になって日焼けしていたり、一人で来ているおじさんが寝そべっていたりしている。海の方を見ると、海に入っている人もいる。彼らがゲイなのかそうでないのかはわからないけれども。
はじめて行ったゲイビーチの感想としては、『秘密めいた淫靡な場所』だった。なんというか、ゲイビデオの中にいきなり自分が入り込んでしまったような感じ…。
昔はこんなところ、気持ち悪いし不潔…と思って絶対に足を踏み入れることはなかったのだけど、今の僕は、好奇心に駆られてこんなところも見てみたいと思ってしまう。
そして改めて思うのは、ゲイのセックスに対する飽くなき好奇心のことだ。
年を重ねて思うことは、人生、どんなことでもまずは見てみた方がよいということだ。
だって、小泉今日子の曲をかけながら、全裸で海辺で勃起しているゲイなんて…
なんだか三島由紀夫の小説に出てきそうではないか。

斎場御嶽→首里城。

斎場御嶽。鍾乳洞から聖水が落ちる。

首里城

沖縄本島は、『沖縄美ら海水族館』などがある北部と、中部、そして南部に大きくは分かれている。
今回は行けなかったのだけど、『ひめゆりの塔』など、戦争の傷跡の多くは南部に今も残っている。
南部観光の目玉でもある『斎場御嶽』と『首里城』(ともに世界遺産)に行った。
『斎場御嶽(セーファウタキ)』は、琉球王国最高の聖地。琉球王国が興味深いのは、神事を司る者はすべて女性に限られていたということ。日本では、神事は男性のみということが多いので、まったく反対だと言える。
鬱蒼と生い茂る山の中にある御嶽は、驚くほど蒸し暑く、汗が滝のように流れた。
『首里城』は、沖縄本島を見渡せる小高い山の上にあり、城の中を見学することが出来る。
城の装飾、衣装、王冠、どれもエキゾチックで、日本とは明らかに違う、華やかな琉球王朝を想像することが出来る。
王族の末裔は、今頃どんな風に暮らしているのだろうか?