ABASQUE

モンサンミッシェルのムール貝

ヤリイカのファルシ

キントア豚のロースト

デンマークから帰るやいなや、Kが東京にやってきた。
ずっと前から、スペイン料理を食べたい…と言っていたので、渋谷にある『アバスク』へ。
20席に満たない客席、そして暗めの店内。入った瞬間にきっと美味しいだろうな…と思う。
メニューはアラカルトもあるし、コースもある。その中から、6242円で3皿というプリフィックスのメニューをお願いする。これは、1人分の料金ではなくて、3皿分なので、これをシェアしながら、他に食べたいものを別に頼む形にした。
◯キントア豚の生ハム(ハーフサイズ)
◯ラタトゥイユ
◯ヤリイカ・ファルシのソテー
◯モンサンミッシェルのムール貝
◯キントア豚のロースト
◯パエリヤ
キントア豚とは、バスク地方で放牧されている豚で、身がしまっていて味に深みがある。まずは生ハムで深みのある味を楽しむ。
Kは、ラタトゥイユが気に入ったようだ。酸味が抑えられ甘みがある。
ヤリイカのファルシは、香り高い。
モンサンミッシェルのムール貝は、小ぶりでありながら、身はぷりっぷりしていてふくよかだ。貝殻を使って食べるムール貝の食べ方をKに教えたら、同じように貝殻を使って食べていた。
この店の自慢と言われるキントア豚のロースト。豚肉本来の味がしっかりとして、それでいて硬くない。付け合わせの人参のローストもびっくりするくらい美味しい。
パエリヤは、値段の割にいまひとつだったけど、パエリヤ自体、バレンシア地方の食べ物だから、致し方ないかも。
全体としては、また必ず再訪したいと思う、素晴らしいバスク料理の店でした。ワインも素晴らしい。
こんな店が、渋谷二丁目にあったなんて!!!(しかも二丁目!)
★アバスク
03-5468-8908
東京都渋谷区渋谷2-12-11 松下ビル 1F
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13045262/

F t M のこと。

僕が、あちこち旅行ばかりしている間に、実は、『OUT IN JAPANhttp://outinjapan.com』の第二弾の募集があり、撮影の段取りが進んでいた。
帰国後、初日の撮影をしている時に、「どこからどう見ても男だろ…」という髭面の男前が、実はFtM(female to male)だとわかり、「え〜!」と驚いたのだけど、もっと驚くことがその先にあったのだった。
彼は左手の肘から下を骨折をしたような防具をつけていたので、怪我でもしたのかなと思っていたのだけど、レスリーとのやりとりで、その防具が外されたら、腕の中に長い穴が一本、貫くように空いていた…
それはなんと、尿道を作っているところだったのだ。
一年間をかけて尿道を作り、一年経たのちにその周りごとペニスとして移植するということだった。その際に、足りない皮膚は、お尻などからも移植して、より完璧なペニスにするとのこと…。(ただのオカマの僕は、聞いただけで気絶しそうだった)
その後また、「こりぁ、どこからどう見てもヤンキー風粋なおっさんにしか見えないなぁ…」というFtMの人が来て、その人はすでに、ちゃんとペニスがついているとのことだった。その人の場合は、足のふくらはぎで尿道を作ったようだ。そしてその人曰く…
「俺のは刺青入りなんですよ。刺青って言っても、おちんちんの色に見えるように、亀頭はきれいなピンクにして、下の方は使い込んだように黒くなってるんです…。
銭湯でも温泉でも、誰が見ても本物のおちんちんとしか思わねえと思いますよ…」
そんな話を聞きながら、僕は彼らのことを、まだまだ何にも知らないのだなあと思い知ったのだ。
いつも驚かされることは、そんな話をする時の彼らの率直さだ。
それは、痛かったとか、辛かったという苦労話というよりも、僕たちの驚く顔を見ながら、笑い話のように仕立ててしまう彼らの強さであり、懐深さだ。

デンマークの、地に足のついた暮らし。

歩行者天国は大きなキャンバス

何百メートルも続いている歩行者天国

市場の脇で踊る大人たち

日曜日の午後、ランチを食べた後、バスでNorrebroまで行こうと思いバス停に向かうと、バス停のある大きな道が歩行者天国になっていた。
仕方なく歩いて目的地に向かおうとすると、なんだか歩行者天国の様子がおかしい…
車道にたくさんの家族連れが座り込んでいて、みんなで落書きをしているようなのだ。中には、大人だけの人たちもいるし、大人の男の人一人で凝った絵を描いている人もいる。
その道は驚くことに、何百メートルも近く続いていただろうか…ところどころで笑い声や話し声が聞こえる。
またしばらく歩くと、有名なTorvehallerne市場に辿り着いた。ここは食品と植物などが分かれている市場で、サンドイッチやホットドッグなんかも売っている。
ここでは何やらサルサのような音楽がかかっていて、おじいさんおばあさん、おじさんおばさんたちが踊っているのだ。
それも、くるくると踊りながら相手も変わっていって、みんな楽しそうに笑っている。
日本では、日曜日の午後、どうやって過ごしているだろうか?
家族連れは、どこか大型ショッピングモールか、近くの大きなスーパーかデパートにでも遊びに行くだろうか・・・
デンマークという国が、僕に見せてくれる人々の暮らしは、驚かされることの連続だった。
火曜日の夕暮れの中、ビールやワインを買って、仲間同士でゆっくりとした語らいの時間を過ごしている…
日曜日の午後には、大きな道の上を、楽しそうに家族揃って落書きをしている…
市場の脇では、大人たちが笑いながら外でダンスを楽しんでいる…
そして、この国の驚くことは、ここから先にまだまだ繋がっているのです。
食料の自給率が300%。
風力を中心としたエネルギー自給率150%。余ったエネルギーを輸出している。
学校は無料。
受験勉強はない。
高校の卒業がそのまま大学へのパスポートになる。そのため、自分の学びたいものを掘り下げてゆくことが出来るし、高校を卒業したのち、2年でも四年でも好きに海外に行き、自由な経験を積んだあと、大学に入ることができる。
18歳から、国によりお金が毎月10万円支給される。
夏休みは1ヶ月近くある。
仕事をやめても、しばらく同じだけの給料が保証される。
病院は無料。手術も無料(難病であっても)。
老人施設は無料。
投票率は80%を切ることがない・・・
知れば知るほど、この国の驚くべきことがゴロゴロ出てくるのでした。

コペンハーゲンのレストラン。

COFOCO のチキンナゲット

MANFREDS のそら豆と玉子

MADKLUBBEN のタルタル

「この女、いつまでコペンハーゲン行ってんのかしら・・・?」
そう思われている方もいるかもしれませんが、無事に月曜夜に帰国しましたー。
料理というのは、その国を一番表しているものの一つではないだろうか。その国の地理的な環境、食材、季節、文化、そして技術によって作られ、その国の人々を長年培って来たのだ。
コペンハーゲンの料理を、敢えて一言で言うと「酸っぱいかしょっぱい」だろうか。
それは、短い夏を惜しむかのように、酸っぱい料理を好んで食べることと、肉料理には最後に塩を振ることが多いせいかもしれない。
また、デンマーク料理の特徴なのか、いわゆるフレンチやイタリアンのような、前菜、第一の皿、第二の皿、デザート、という順番があるわけでもないようなのだ。
僕の行った店は、メニューの中からいくつか選んでくださいね…といった感じで、野菜も肉も魚も一緒くたにされて書かれている感じだった。出てくる時は彼らが勝手に順番を決めてくれるのだけど。(肉の後に野菜が来たりはしない)
今回、突然決まった旅行だったので、世界一と言われる「NOMA」などには行けていないが、僕が回れた店をあげておきますね。
★★★★COFOCOhttp://cofoco.dk/en/
この店が一番美味しかったかな。野菜を中心に素材を活かして焼くだけなどの料理は、シンプルで美味しい。店内もとてもいい雰囲気で、店員さんも親切に料理を説明してくれる。
ネギのグリルと、チキンナゲットを頼んだのだけど、チキンナゲットと書かれていて面白がって頼んだら、サクサクしていて海老フライのようだった。
同系列にイタリアンもあるので、今度はそちらも行ってみたい。
★★★★AAMANNShttp://www.aamanns.dk
コペンハーゲンを代表するスモーブローの有名店。先日の記事にあげてあるので、参照ください。
★★★★IDA DAVIDSENhttp://www.idadavidsen.dk/cms/Velkommen
トラディショナルなスモーブローの店。こちらも先日の記事にあげてあるので、参照ください。
★★★MANFREDShttp://manfreds.dk
Relaeというミシュランの一つ星有名店の系列店。Relaeの向かいにあり、同じシェフが見ている。一番期待した店だったのだけど、7皿頼んだうちの4皿が酸っぱい野菜料理だった。
これもこの国の料理なのだと思うのだけど、ピクルスのようなものが続くのは、ちょっと残念だった。(世界的に野菜料理ブームなのだろうけれども)
★★★MADKLUBBEN VESTERBROhttp://www.madklubben.dk/vesterbro/
ホテルのそばにあり、毎日通るたびに人が沢山いるので、それにつられて入ってみたお店。
店内は広く、中では楽しそうに何人かで料理を作っている。
オーブンでじっくり焼くお肉料理がメインなのだけど、シェアする四人前の牛肉なんかを見ていると、物凄いデカくて肉塊といった感じだ。
シェア用には、当然のように鳥も一羽丸ごと出される。
牛肉のタルタルも、ラム肉も普通に美味しかったので、友人と行くにはいいかもしれない。

コペンハーゲンのカップル。

市庁舎前のビル

セブンイレブン

あまり食べる気はしないけど…

今回、友人にKSとJを紹介していただき、一緒にパレードを見ることになった。
ふたりは結婚して5年になるというゲイカップル。KSが37歳くらいの日本人。Jはデンマーク人54歳くらいだろうか。
ふたりはなんと、東京で出会い、恋に落ちた。
東京とコペンハーゲンという遠距離恋愛を2年間続けたのち、年下のKSがデンマーク行きを決意、やがてふたりは結婚した。
Jはおしゃべりなタイプで、やさしく気をつかう性格なのだろう、初対面の僕にも率直に言いたいことを言ってくる。
KSは、ハンサムで色黒のマッチョ。上半身裸になってパレードを応援していたのだけど、乳首がいやらしくて気になってしょうがなかった。笑
パレードの間中、ふたりは僕がそばにいても熱々であることを隠さず、何度もキスをしたり、KSの身体を触ったりしていた…。
仲の良さそうなふたりを見ていると、世の中には不思議な出会いがあるのだなあ・・・と思う。日本人とデンマーク人のゲイが出会う確率なんて、いったいどれくらいなのだろう・・・。
まさに、運命ではないか。
ふたりはすでに2週間のバカンスを取った後なのに、この後、バルセロナに一週間のんびりしに行くのだそうだ。
ああ、僕もデンマークにお嫁に来たい…。

COPENHAGEN PRIDE

コペンハーゲンのPRIDEは、11日の火曜日から16日の日曜日まで、ほぼ1週間まるまる使って各種イベントが開催される。
パーティーや交流会、勉強会などがあり、市庁舎の広場にコンサート会場が設けられ、様々な店が出店し、昼間から人が押し寄せてビールを飲んでいる。ちょうど、東京レインボープライドの代々木公園でのイベントが1週間続く感じと思えばわかりやすいかもしれない。
町中も、『COPENHAGEN PRIDE』の幕がかかっていたり、ビルにレインボーフラッグがはためいていたり、セブンイレブンがレインボーカラーになっていたり、町をあげて盛り上がりを見せていた。
パレードは、土曜日の13時にはじまり、3時間くらいで2キロ強の距離を歩き、コペンハーゲン中央駅を通り、市庁舎前が終点となる。
ホテルで浴衣に着替え、『PRIDE FROM JAPAN』のボードを掲げることに。都合良く、ホテルの前がパレードのコースだったため、友人たちとホテルの前でシャンパンを開けて、乾杯をしながら見ることができた。
パレード自体は、13時スタートだというのに13時過ぎてもだらだら車や自転車が走っているし、なんのバリケードも見当たらない。「ほんとにパレードやるんだろうか?」なんて思ってしまうくらい、警察もいない。これがニューヨークやトロントならば、柵が置かれたり、警察がところどころにいて、監視の目を光らせている頃だろう。
そして13時半を過ぎるころからどこからか人がぱらぱらと沿道に座りはじめ、角を曲がってパレードの先頭が見える辺りでみんなが騒ぎはじめた。
パレードの先頭は、大きな車の上に人が何人か乗って現れた。その後、様々なフロートが続いてゆく。
デンマークの国家機関に関わる人たちは真面目そうに歩いていくし、LGBTの警察官もいる。ドラアグクイーンは様々な衣装に身を包み、ヨーロッパらしいグロテスクさに溢れている。
そのうちに、老人たちを三輪車のような自転車に乗せた集団が現れた。よぼよぼのおじいさんやおばあさんたちは、みんながLGBTではないようで、どうやら、LGBTのグループが、高齢者をサポートしているみたいだ。
また、ゲイやビアンのカップルが、子どもを連れて普通に歩いてくるし、ビアンの集団が元気よくパレードを煽動している。
沿道に柵がないため、みんなが僕の『PRIDE FROM JAPAN』のボードや浴衣姿を見ては、「ありがとう」「こんにちは」「さようなら」と声をかけて来たり、「WE LOVE YOU!」と言ってハグをして来たり、お酒を注いで来たり、乾杯しようと走って来たり、ハイタッチを求めて来たり、キスをして来たり・・・
そんな中でいつも驚くのが、急に真面目な顔をしてお辞儀をする人たちがいることだ。『日本人=お辞儀』なのだろう。笑ってしまうのは、なぜだか両手を自分の前でぴったりと合わせてお辞儀をするのだ。それはまるで、タイのお辞儀のように・・・
パレードが終わると、みんなが市庁舎に向かって歩き出した。これから始まるコンサートに行くのだろう。ところどころ広場に集まっては、お酒を飲み、仲間たちと語り合いハグしている人たちがいる。
コペンハーゲンPRIDEは昨年を凌ぐ参加者が集まったようだ。ぎゅうぎゅうに人が押し寄せたステージには、政治家もスピーチをしに来たし、髭女装のコンチータもいた。
世界ではじめて同性カップルの人権を勝ち取ったこの国は、この日、観光者も地元の人も混じり合い、沢山の笑顔で溢れていた。

コペンハーゲンのゲイバー。

Masken

Men’s Bar

Homo Wear

一軒を除いて、ほとんどすべてのゲイバーが女性も入れるミックスになっているようだ。場所は、コペンハーゲン市庁舎から見てチボリ公園とは逆側にほとんど集中している。
数軒のゲイバーを、地元の人を捕まえて案内してもらったので、何かの参考になればとここに書いておきます。
コペンハーゲンに来て思い知ったのだけど、アジア人がほとんどいないのだ。観光客は、中国人グループを結構見かけるのと、たまに日本人のおばさんおじさんグループを見かけるくらい。
現地に住んでいるアジア人も相当少ないと思う。それゆえか、中国も日本も韓国も、違いがわからない人もいる。まあ、僕らだって、デンマーク、スウェーデン、ノルウエー、フィンランドとか言われても、違いはわからないものなあ…。
★★★★Masken
一階と半地下からなる店内は音楽がかかり、人で溢れかえっている。20.30.40.50.60代と幅広く、友人と連れだって飲みに来ている感じ。女性客は、1割から2割くらいだろうか。
★★★★Centralhjorenet
コペンハーゲンの中では、最も古いゲイバーの一つ。広い世代が来ているが、昔から来ている常連がのんびりと長居している感じ。デンマーク人のおばちゃんなんかが気軽に話しかけてくる。
★★★Kiss Kiss
出来たばかりの店らしい。サロンのような明るい店内が一階にあるで、半地下は大音量の音楽が流れている。サロンでは、年配のちょっと上品なお客さんがゆっくりとお酒を飲んでいる。
★★★Jail House
レストランとバーに分かれていて、店員さんはコスプレをしている。こういう店は、日本にはないかもな。
★★★Men’s Bar
コペンハーゲンで唯一男性のみ入店可能なお店。名前の通り、みんな男らしく、獲物を狙って飲んでいる感じ。やりたい人は、積極的に話しかけてくる。
★Cozy Bar
小さめの踊れるクラブで、大音量で音楽が流れていて店内は若者で混み合っている。どこがcozyなのだろう…と苦笑いした店。
☆HOMO WEAR
かわいいレインボーグッズから、巨大なディルド、ハードなレザーまで、グッズを専門に売っている。

ヤコブセンの海。

監視塔

ビーチバレーまでデザインされてる

海のこちら側まで綺麗

クロンボー城からRe線でコペンハーゲンに戻る途中の駅(コペンハーゲン中央駅からは、10分くらい)の高級住宅街があるところに、ヤコブセンがデザインした『Bellevue Beach ベルビュービーチ』がある。
青と白の監視塔は、すっきりと美しく海に向かって映えている。
また、砂浜にあるシャワーさえもすっきりとデザインされている。
ビーチバレーを楽しむ人たちがいたり、日光浴をする人がいたり、海に入ってはしゃぐ人たちがいるのだけど、どこを切り取ってもヤコブセンの目立ちすぎないデザインのおかげで美しいのだ。
ビーチ全体を建築家がデザインするなんて、本当に素敵なことだと思う。
道路を挟んで向かいには、ヤコブセンデザインの『ベルビューシアター』があり、その隣は名前が変更してしまったのだけど、ヤコブセンがデザインしたレストラン『ビストロ・ベルビュー』があり、今でもヤコブセンしたスケッチや足跡を探すことが出来る。
町から電車で10分のところに、これほど綺麗な海や林があるなんて、本当に驚きだ。この海での景色を見ながら、何度か自分に問いかけた。
「もしかして、僕はもう、死んでしまったんではないだろうか・・・?」
そんな風に思うくらい、何もかもが美しかったのだ。
★Bellnue Beach ベルビュー・ビーチhttp://fika10.com/Denmark/trip_dk_14.html

ハムレットの城。

クロンボー城

シェイクスピア

ホルターダンスク♡

澄み切った晴天が続いているので、1日だけ郊外に行きたいと思い、コペンハーゲン中央駅からRe路線で50分くらいにある世界遺産『Kronborg Slot クロンボー城』に行くことにした。
クロンボー城は、スウェーデンとの国境に近く、歴史上何度も何度もスウェーデンとの戦争をくぐり抜けてきたお城。
シェイクスピアのハムレットの舞台になったお城で、入り口の左側にシェイクスピアのレリーフがある。
お城自体はそんなに大きくないのだけど、あのハムレットのおどろおどろしいストーリーを重ねながら観るととても見応えがある。
真っ暗な地下牢にある『デンマークの英雄ホルターダンスク』の像が見応えがある。
なんというか、ホルターダンスクって、Hunkyなのだ…イケる♡
★Kronborg Slot クロンボー城http://www.kronborg.dk

ちゃんと、コペンハーゲン観光。

人魚姫

Nyhavn ニーハン

Rundetarn ラウンド・タワーからの眺め

コペンハーゲンは平坦な町なので、自転車が世界一走りやすい町だと言われている。実際に道には、歩道と車道の間に、わざわざ自転車専用道路かあるし、びっくりするようなおじいさんおばあさんも自転車に乗ってすいすい走っている。
『一度の食事たりとも、決して無駄にしたくない』
そんな気持ちでランチと観光スポットの兼ね合いを探す。
幸いコペンハーゲンは大きすぎず、主要な名所はコペンハーゲン市庁舎からアンデルセンの『人魚姫』の像まで、基軸のように横にほぼ真っ直ぐに並んでいる。そしてその前後に様々なお城や美術館、展望台を備えた塔などがある。
特におすすめなのが、水上バス。ブラックタイヤモンドと呼ばれる『Det Kongelige Bibliotek 王立図書館』のそばから、一番の観光名所であるおもちゃのような町『Nyhavn ニューハン』に立ち寄り、オペラ座を眺めつつ、アンデルセンの『人魚姫』像のそばまで連れて行ってくれる。
人魚姫は、世界三大がっかり名所とも言われているけど、ブリュッセルのしょんべん小僧よりはマシな気がするし、何よりも『人魚姫』の話を思い出しただけで、今でもせつなくなってしまうくらい好きなので、見に行ってよかった。
『人魚姫』のそばには、今回とても楽しみにしていた『Designmuseum Danmark デザインミュージアム』があり、ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーなどの作品をゆっくりと見ることが出来る。
『デザインミュージアム』からは、国王が住む『アメリエンボー宮殿』の周りを散策するのもいいし、北に上がって『ローゼンボー離宮』へ立ち寄って王冠などを見てもいい。
最も有名な『Stroget ストロイエ』という観光客で賑わう歩行者天国の周りにある様々なショップを覗きながら歩いたり、『Rundetarn ラウンド・タワー』の上からコペンハーゲンならではの美しい町を眺めてもいいし、『Magasin du Nord マガシン』や『Illums Bolighus イルムス・ボーリフス』などのお洒落デパートをのんびりと見るのもいい。
ストロイエを抜けて『コペンハーゲン市庁舎』まで出たら、ウォルトディズニーが着想を得たという有名な『Tivoli チボリ公園』はすぐ隣。チボリ公園から斜め向かいを見ると、ヤコブセンが建物からインテリア、シルバーに至るまですべてデザインしたホテル『Radisson Blue Royal Hotel』がある。
これでほぼ、一通りコペンハーゲンの主要な場所は見たことになるし、町の構造がわかる。
それにしても、「なんでもっと早くコペンハーゲンに来なかったんだろう…」と思ってしまうくらい、美しい町並みに驚いている。
また、イタリアやフランスやスペインの町にいるような、スリやひったくりに気を許してはいけない、ピリピリとした油断ならない感じもないので、つきあいはじめてから初のヨーロッパ旅行なんかや新婚旅行にもいいかもしれない。