玄米。

カムカム鍋に入れた玄米と水

圧力鍋にカムカム鍋をセット。お水を半分くらいまで。

炊きあがり

暑い夏の間は、あまり口にしたいとは思わないのだけど、夏の終わりとともに、なぜだか玄米を食べたくなる。
僕は、基本的には白米が好きだけど、時々食べる玄米は、しっかりと噛み締めると味わい深く感じることがあるし、腹持ちがいい。
これは、玄米が白米に比べてミネラルやビタミンをたくさん含んでいるからかもしれない。
玄米の炊き方には幾つかあって、そのどれもある程度の時間がかかるのだけど、僕が普段よく作るのは、圧力鍋の中に『カムカム鍋』という陶器を入れて、その中に玄米と同量の水を入れて炊く炊き方。
土鍋で炊く玄米は美味しいけど、炊く前に半日近く玄米を水に浸けないといけないのだ。(僕の場合、今晩何を食べるかとか、明日の昼に何を食べるかなどなかなか事前にイメージできない)
その点カムカム鍋だと、玄米を水に浸けておく時間がかからず、圧力がかかってから50分くらいで火を止めて蒸らしの時間に入る。
いずれにせよ、玄米を炊くこと自体、ちょっとした時間と手間がかかるので、週末などにまとめて炊いておいて、二三日で食べる分は冷蔵庫に。残りは冷凍庫に小分けにして保存しておくとよい。
炊きたての玄米も美味しいけど、炒めた玄米はまた別の美味しさがあるものだ。
それは、白米とは全く違った、異国のお米のような感じで、しっかりとした味付けの副菜にも負けないお米そのものの強さが残っている。
昔、しばらく恋人も出来ずひとりでいた時に、「早く帰って玄米炊かないと…」などと飲み屋で言うと、
「あんた、家で玄米炊いてる…なんて言ってたら、いつまでたっても恋人なんてできやしないわよ!」と言って笑われたことを思い出す。
今となってはただの笑い話だけど、僕は、家で玄米炊いたりする男も、なかなか興味深い気がするけどな・・・。
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