ベッドのこと。

コペンハーゲンのホテルのベッド(天蓋付き♡)

僕の家のベッドは、クィーンサイズで長さ200センチで幅が160センチある。本当は、幅180センチのキングサイズがいいなあと思うのだけど、部屋の広さからしてクィーンサイズが丁度いいと思っている。
Kが東京に来ると、いつも僕がベッドの右側の端っこに寝て、Kは大の字になって真ん中で寝ながら、時々僕の身体の上に脚を乗っけて来たり、肘を立てて僕に肘攻撃をして来て、僕を更にベッドの端に追いやろうとする。
掛け布団は、普段は羽毛の布団で、大きな220✖️240くらいのものが一つなのだけど、これも暑がりのKは、脱ぎ出して僕の方に全部押し付けて来たり、そうかといえば、急に思いついたように全部取られて丸裸にされたり・・・
今回、コペンハーゲンの2つのホテルに泊まったのだけど、不思議なことに、どちらのホテルも大きなベッドが真ん中で二つに分かれてマットレスがくっついて一つになっている状態で、これが一番驚いたのだけど、上の掛け布団も一人ずつ使えるようになのか、二つに分かれていたのだ。
デザイン先進国であるデンマークの、無駄を徹底的に省いた生活スタイルがこの二つに分かれたベッドや布団を作り出したのかもしれないけれども、僕はこのベッドで一人で寝ていたので、一つの布団だけ使い、毎日片方は使わずに過ごしたのだけど、広いベッドなのに、片方のベッドしか使ってはいけないような気がして、なんだかちょっと窮屈に感じたものだ。
東京に帰ってきて、Kといっしょに寝ていると、「もしかしたら、もし二人で寝ることがあれば、あのふたつに分かれたベッドは意外と使い勝手がいいのかもしれない・・・」と思ったのだ。
それは、寝ている時に寝返りをうっても、隣の人には衝撃も少なく伝わるだろうし、布団を引っ張ったとしても、隣の人にはまるで影響は出ないだろうから。
どんなに一緒にいたいパートナーであっても、寝る時はお互いの睡眠のペースを優先して、大切な睡眠をできるだけ確保できるようにという考えなのかもしれないと。
でもよく考えると、たとえふたつに分かれた布団を使ったとしても、きっとKには関係ないだろうな・・・とも思う。分かれたマットの境界線なんて気にせずに、ずんずん僕の方にくっついてきて、僕を端に追いやり、僕の布団までまるごと奪ってしまうに違いない・・・。

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