浴衣という愉しみ。

今年は、トロントでのパレードで浴衣を着たのと、週末にJFと一緒に浴衣を着たので、この夏すでに2回浴衣に袖を通したことになる。
浴衣は、できれば毎年1着は作りたいと思うくらい好きなのだけど、気がつくと今年ももう盛夏を過ぎたので、出来上がる時間を考えると、今年も浴衣を作ることはないのだと思う。
写真の浴衣は、数年前に伊勢丹で企画され作られたもの。江戸時代の日本画家、伊藤若冲の日本画を、白と黒のはっきりとしたデザインで現代に浴衣として蘇らせたもの。モチーフは、カブトムシとトウモロコシだ。
浴衣を着ると、その柄によって、洋服以上に自分の気持ちが変化するのがわかるものだ。それは、布1枚で構成された着物と帯だけの組み合わせなので、より端的に柄がその人の顔に反映されるからであろうか。ちなみに、この若冲の激しい夏らしい浴衣を身につけると、「紅白の大トリ?」などと言われてしまう・・・。
普段、浴衣は、銀座の『もとじ』であつらえる。京都の『えん』という飲み屋で飲んでいた時に、『もとじ』のご主人と隣り合わせになったのがご縁となっている。
今年の夏も、あと数週間。週末に東京にいられる日も限られている。そう思うと、いく夏を惜しむかのように、着ていない浴衣を着なくては・・・と思うのだ。
★もとじhttp://www.motoji.co.jp/otokonokimono/

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