イート・ウィズ・ミー

第24回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭がはじまった。スパイラルホール初日の2本どちらも見応えあった中から、『イート・ウィズ・ミー』。
アメリカで暮らすアジア人のエリオットは、あまり客足が伸びない中華料理店を営んでいる。そこへ、旦那に失望した母親のエマが転がり込む。
母親に対するカミングアウトという難しい問題を扱った映画なのだけど、エリオットの隣人をはじめ、登場人物たちがとてもコミカルで笑いが絶えない。
母親役が、菅井きんのような味のあるおばさんで、ずば抜けた演技をしているし、『ジョージ・タケイ』が本人のまま出ていたり、力の抜け方がカミングアウトに関してもずっと先を行っているアメリカならではだろう。
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭。この映画祭がはじまって24回を迎えるなんて、なんて感慨深いものだろう。
LGBT映画を、誰に気をつかうこともなく、みんなで大笑いしたり、涙を流したりしながら観ることが出来るのは、まさに至福の時間だ。
世界中のLGBT映画が日本語にきちんと翻訳されて字幕で観られるなんて、感謝をしてもしきれないくらい、ありがたいことだと思っている。
もし、今までに行ったことのない人がいたら、ぜひこの機会に足を運んでみたらどうだろうか。
★第24回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭http://tokyo-lgff.org/2015/

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