玉笑

海老の味噌漬け焼き

せいろ蕎麦

熱盛せいろ蕎麦

ふいに、お蕎麦が食べたくなり、久しぶりに渋谷の玉笑を訪れた。
ここはミシュラン一つ星の蕎麦屋。平日は予約が出来るのだけど、土日は予約の出来ない蕎麦屋。昼前に着くと、すでに階段に人が並んでいたが、それほど待たずに中に入ることができた。
出汁巻き卵、焼き味噌、海老の味噌漬け焼きをつまみながら、濁り酒をいただく。美味しい蕎麦屋は、決まってつまみがどれも美味しいものだ。
せいろ蕎麦は弾力があり、香り高い。酒を菊姫に変えてもう一枚いただく。
蕎麦湯を入れて蕎麦猪口を傾ける頃には、お蕎麦って本当に美味しいなあとしみじみと思う。
麺類の好きな順番は、うどん、パスタ、蕎麦、素麺…なのだけど、年をとって来て、蕎麦のことがどんどん好きになってゆく気がする。
不思議なものだ。
★玉笑http://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13129390/

天府舫

棒棒鶏

麻婆豆腐

担々麺

Kが、四川料理が食べたいというので、数ヶ月前に訪れた新宿西口裏手にある『天府舫』へ。
ここは、日本にはあまりない本場の辛い麻婆豆腐が食べられる店。
干し豆腐やピータンをつまみながら、紹興酒をいただく。棒棒鶏は、辛味の効いたタレが美味しいし、豆苗は綺麗な緑色でほっとする味。揚げた鶏肉と唐辛子や花椒の効いた一品は、四川料理の中でも大好きな一品。
麻婆豆腐を一口食べたKが、思っていた麻婆豆腐と違って驚いたようだ。辛味が効いて、山椒の痺れるような味わいは、日本で食べる麻婆豆腐とはまったく違う料理だと言わざるを得ない。
オススメの汁なし担々麺を食べる頃には、Kはこの店をとても気に入ったようだった。
熱いお湯に入った、茹でたばかりのお団子をいただいたのだけど、このデザートもとても美味しかった。
また辛いものが無性に食べたくなったら、すぐにでも再訪したい。
★天府舫http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13129407/

シンデレラ

シンデレラ。

僕も出ている。

ディズニーのシンデレラをご覧になっただろうか?
子どものためのお伽話だと思ってバカにしている人もいるかもしれないけど、本当によく出来た作品だったので大人にもお勧めしたい。
ストーリーは、みんなが知っている昔からのシンデレラだ。
それを知りながらも、最後まで惹きつけられてエンディングでは手を叩きなるくらいに楽しめたのは、すべてはケネス・ブラナー監督の力量、継母役のケイト・ブランシェット、そして妖精のおばあさん役のヘレナ・ボナム=カーターなど脇を固める豪華なキャストだろう。
見どころは、とにかく変身のシーンだ。
シンデレラのドレスが変化するところ、ネズミやトカゲやカボチャやアヒルが、それぞれ変身するシーンはとても緻密に作られており、夢中になるに違いない。
お城に到着して、舞踏会の会場に現れるシンデレラ、12時の鐘が鳴り始め、長い庭園を駆け抜ける美しい青いドレス姿のシンデレラは、女装願望のない僕でさえ、シンデレラになりたいと思わせる、美しい演出だった。
それにしても、なんでシンデレラをわざわざ観に行ったかというと、BridgeのMに、Kと映画に行こうと思うのだけど、今やっている映画の中で何かいいかな?と相談したからだった。Kは僕のような映画好きではないので、わかりやすい映画が好きだから…。
Mは色々考えた挙句、「そうだな…Kちゃんが行くならシンデレラかな…」と言った。そしてすかさず、
「それに、ただしが継母役で出てるから…」と言って、お客さんみんなが笑っていた。
★シンデレラhttp://www.disney.co.jp/movie/cinderella.html

ゴールデンウイークのはじまり。

息をつく暇もなかったこの3ヶ月間あまり。パレードがやっと終わったと思ったら、珍しく風邪をひいた。それでもハードな出張をこなし、いつしか風邪もどこかへ飛んでゆき、大分からKが病院の仕事の後、羽田に来る日に。
イタリア映画祭の最終回をキャンセルして、羽田空港に向かう。本当は、羽田空港から新宿か外苑前まで電車で来てくれたらラクなのだけど、僕が迎えに行くことが、Kにはうれしいようだ。
30日に来て、3日までしかいられないKを思うと、できる限り一緒にいてあげたいと思う。
本当は、撮影が2日3日4日のどこかに入ることになっていたのだけど、天気のことを考えながら散々迷った挙句、僕の一存で撮影を4日にずらしたのだ。
もし、3日に撮影をしたら、最後の日はほとんどKの相手をすることが出来なくなってしまう。せっかく大分から飛行機のチケットを買って僕に会いに来てくれたのだ、周りには申し訳ないけど、僕のプライベートを優先させてもらった。
朝から、お米を精米して、サンマの干物を焼いて、明太子と納豆、九条葱の味噌汁、白米を土鍋で炊いて朝ごはん。
みんなにとっては当たり前の朝食さえ、僕たちにとっては、幸福な朝の時間だと思える。
洗濯をすると、Kが張り切って干してくれて、僕が植物に水をあげる…。
ごはんを食べたらKは眠くなったようで、今はソファーですやすや眠りはじめた。
特に何もスペシャルなことはないのだけど、こんなことが、僕にとっては幸せなのだと、改めて思ったのでした。