OUT IN JAPAN 最終日。

GAPでの展示が最終日を迎えたので、撤去される前にまたスタッフが集まった。
この3ヶ月間あまり、それぞれに様々な苦労があったこともあり、なんだか文化祭が終わってしまうような寂しいような気持ちになっていた。
今回、それぞれの人とお話が出来たこともあり、OUT IN JAPANの撮影に臨んでくれた人々のことを考えると、なんとも愛おしい気持ちになる。
親が大好きだから、親を悲しませたくないから言えずに自分の中だけに閉じ込めて生きて来た人。
友人に嫌われたくないから、ひたすらノンケを演じてきた人。
兄弟や友人のような、みんなに祝福される結婚や子どもを持つ暮らしは自分には出来ないのだと思って生きて来た人。
自分には、周りのみんなのような幸せな未来は描けないと思っていた人。
いじめられた人や、自傷行為、自殺未遂を繰り返した人。
そんな痛みや苦しみや悲しみを、ここにいる人たちはそれぞれに味わい生きて来たのだろう。だからこそ、他の人の痛みや苦しみや悲しみを想像することが出来るのだ。
スタッフはもう一度、GAPのレインボーTシャツを着て、思い思いに写真を撮った。
次の新しいみらいに、どうか、つながっていきますように。

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