ホームパーティー。

今年最後に友人のホームパーティーに出かけた。
友人のゲイのカップルは片方のSが僕の一つ上、若い方のYは31歳くらいだろうか。僕とKと同じくらいの年の差カップルだ。
Sは、とてもモテる人で、身体が大きく笑顔が愛くるしい。Yは、テニスラケットなんかを持って少女漫画に出てきそうなハンサムな好青年。
その昔、僕が失恋をして酷く傷ついている時に、バーで久しぶりに会ったSは、僕に、「相手と寝た分だけシャンパンを開けたら、忘れられるよ」と言って僕にシャンパンを開けてくれた。
シャンパンを飲みながら夜空を見上げて、39歳にもなる自分に、いったいいつか恋人など出来るのだろうか…思っていたことを覚えている。
その後Sとは偶然台北で久しぶりに出会い、その時はもうYがそばにいて三人で台北を飲み歩いたり、また別の機会に台北で会った時はSのお父様やご家族とも一緒に円卓を囲んだことがある。
Sは、Yと付き合いだした時に僕に言った。
「今までの恋人とはまったく違うんだよ。なんて言ったらいいか…自分にぴったり合ってる感じというか…」
そんな話しを聞きながら、そんな人にいつか僕も巡り会えたらいいなあ…と思ったものだ。
やがてSとYは、アメリカで結婚式も挙げた。
つきあいだして2年半くらいたった今も、ふたりの間にはいつも笑顔が溢れ仲睦まじい。
そして、そんな彼らの周りには、穏やかな笑顔の友人たちが自然に集まっている。
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