日本は、世界一の”高齢者先進国”になれるだろうか。

30年後の東京は、山手線が15分に1本になるらしい…
日本は、世界一の長寿国であり、少子化とともに世界一の高齢化社会になっていくと言われている。高齢化社会には、年金の問題、そして、介護の問題が横たわっている。
仕事で、高齢者の介護商品を担当させていただき、介護の難しさを色々と聞かされ勉強している。
たとえば、椅子から立ち上がる時に簡単には立ち上がれなくなり、介助する人もかなりの力を必要とするということ。(また、その際に、身体のどこを持って支えたら良いのか分からず、初心者にとっては難しい)
これは、最も大きな筋肉の一つと言われている大腿筋が主に弱ってきたことが原因だろう。(スクワットがいかに大切なトレーニングかがわかる)
また、介護される方は、人に介助されること、人が自分に対して気をつかうことを申し訳なく思ってしまうということも学んだ。それは、ひとりの人間としての尊厳に関わる話であり、たとえ子どもであろうとも、人の重荷にはなりたくないという気持ちの現れのようだ。
単なる経済発展を豊かさだと思う時代は終わった。これからは、高齢者が楽しく暮らせる社会こそ、この国の目指すところだろう。
やがて人の手が確実に足りなくなる時に、この国を支えて来た『ものづくり』の技術と知恵が、もう一度この国を支えてくれることを願う。

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