新しいパーソナルトレーナー。

トレーニングを始めてから、4年が過ぎた。
近頃は、ジムに行って自分に負荷をかけることもなんだか張り合いがなく、週に3回だったペースが2回くらいに減っていた。筋肉は、毎日のように様々な部位を鍛えているボディビルダーでさえ、一年に2キロしか大きくならないのだ。怠惰な僕はどんなに頑張ったところで、一年に300gくらいがやっとのような気がする。ステーキ1枚分だ…。
そこで思い切ってパーソナルトレーナーを変えてみた。以前はレスリングのチャンピオンだったのだけど、彼があまりにも人気のため、予約が取りづらくなったこともあり、新人のH君にしてみた。なんでH君にしたかと言うと、清潔感があり、韓国人のような顔立ちでスジの入った筋肉質、笑うと素朴な笑顔が気に入ったのだ。
様々な人でこれまでパーソナルトレーニングをして来たのだけど、トレーナーとの相性のようなものが確実にあるものだ。どんなに上手いトレーナーでも、自分が生理的に好きになれなかったら、1時間を過ごすのは苦痛だし、成果も上がらないだろう。
パーソナルトレーナーは、どこかマッサージをしてくれる人に似ている。トレーニングの最中は、いろいろな身体の部位を触ることがあるため、その触感や力加減が自分に心地良いかが重要に思う。そして何よりも大切なことは、その触感から伝わるその人自身の波動のようなものだろう。
H君の力加減は、素直で大きく、波動はなんとも言えない安心感を感じるのだ。筋肉の部位を意識するように…と身体の部位を丁寧に触ってくるのだけど、その安心感からか落ち着いて意識もしやすい。
トレーニングが始まる時に、横になって肩甲骨周りを動かすストレッチをしてくれるのだけど、H君は僕の腕を触りながら、「あのー、とても色が白いんですね…」とまじまじと見ていた。ストレートであっても、タイプの男の子に身体を触られながらそんな風に言われると、
胸が千々に乱れるばかりなりけり…
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