母からの小包。

母が柿を送って来てくれた。
畑にある柿は甘みがあって母のお気に入りで、先週末の金曜夜に僕に送ろうと思って電話をしていたのだけど、僕は台湾にいてwifi のみでスマホを起動していたので電話がつながらず心配したようだ。
月曜夜に羽田空港に着いたら、狂ったように母からの着信が残っていて、もしかしたら誰か親戚が亡くなったのかもと思っていた。
火曜の朝早く母から電話があり、今日電話して出なかったら家に僕を探しに行くところだったと言っていた。
「仕事が時々疲れると言っていたから、行きたくなくて家で寝てるのかと思ったわ…」と。(どんな息子なんだ…)
午前中に届いたダンボールの中には、柿の他に、キウイ、大きな蕪、みかん、小松菜、万願寺、お手製の唐揚げ、サンマの煮物…
一人暮らしの僕を、いつまでも小さな子どものように気遣う、不器用で惜しみない愛情がたっぷりと詰まっていた。

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