京都へ。

鴨川

湯葉饅頭

旅館『炭屋』のザクロ

仕事も、何もかもすべてを捨てて、京都に逃れて来た…
というのは冗談で、滋賀県の出張が入り、思いがけず急に京都へ。(ありがたや〜)
少し遅い昼は、15年くらい前から通ってる『露庵 菊乃井』へ。急な京都で、お昼がなかなか予約が取れない時は、大抵『桜田』か、この「露庵 菊乃井』だと空いていたりする。
『菊乃井』の村田吉弘さんは、きちんとした日本料理を海外に広めようという運動をされている日本料理界の先生だ。
久しぶりに訪れて驚いたことは、お客さんの半分が中国語圏の人たちだったこと。その日のメニューがきちんと英語で書かれたメニューがあり、接客も、たどたどしいながら素材や食べ方まで英語で説明していたこと。隣の女性は上海からで、写真を撮りながら食事を楽しんでいた。
僕は、4000円の一番安いランチだったのだけど、少し残念だったのは、ご飯がイマイチ美味しくなかったことだろうか。サツマイモと栗の炊き込みごはんだったのだけど、この組み合わせは女性には受けるかもしれないけど、酒飲みには受けないと思う…。笑
京都は、歩いているだけで心が弾む町だ。町中の小さなカフェや、料理屋さん、雑貨屋さんは、まるでその店が世界の中心のような自信に満ちている。
錦小路を歩くと、京都の不思議な食べ物が目に飛び込んでくる。出汁巻き、鱧、ぐじ、鴨ロース、湯葉、鱈の白子、万願寺とうがらし、じゅんさい、九条ネギ…食いしん坊の京都人が好む食材は、僕の大好物だらけだ。
京都を歩くと元気がもらえる。色々なことを仕事にしながら、みんな生きているんだなあ…としみじみ感じる。
鴨川を眺めながら、いつか、京都に住むのも悪くないなあ…とぼんやりと考えていた。(でた!)

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