SAY YES

2丁目の僕のホームバー『Bridge』の隣のビルの2階に、韓国人のオーナーGさんがやっているお店『SAY YES』がある。そのGさんがお客さんを引き連れて、『irodori』にご飯を食べに来てくださった。
特に僕からお願いしたわけではないのだけど、前からそのレストランに行ってみたい・・・と何度も僕に言っていたのだけど、実際に来てみて、その後営業があるのにお酒まで飲んで、楽しい楽しいと言ってはしゃいでいた。(普段はお店がある日は、Gさんは絶対にお酒は飲まない)
この『SAY YES』今となっては、なんだか口に出すのが恥ずかしいような名前だけれども、特に『韓国バー』というわけではなくて、お客さんもほとんどが日本人で、たまに観光客とか、日本に住んでいる韓国人の人がいるくらい。客層もまちまちで、別に『韓流スター』がいるわけではなく、どちらかというと30代40代が多い感じだろうか。
そんな、さして取り上げる魅力のないような店に、なぜ時々僕が行きたくなるのか・・・と考えたところ、やっぱりGさんの魅力なのだろうと思った。
Gさんは特にかっこいい部類ではなく、いたって普通の僕と同じ年のおじさんだ。そして、日本語を話す限り、決して韓国人とはわからないのではないかと思う。それは、日本語がうまいというわけではなくて、日本語が、なんだか北関東のような東北なまりに聞こえるからだ。
そしてなによりも、Gさんはやさしい。人間に対する慈愛に満ちていると言ったらいいのだろうか。
たとえとても疲れているときでも、Gさんだったら顔を見に行きたいと思えるあたたかさがある。
お店は、内装や雰囲気もたいせつだけど、結局そこで働く『人』なのだと、改めて感じさせてくれる店だ。
カテゴリーgay

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