緒方。

アワビとホワイトアスパラ

花山椒すき焼き

食通の間で、確かな評価を重ねて来た京都の『緒方』へ。『緒方』は、ミシュラン二つ星で、大将は和久傳のご出身。
お品書きは、以下。
梅のお寿司
アブラメ (アイナメ)

岩清水 (じゅんさいのお吸い物)
ハマグリの天ぷら
桜海老のかき揚げ
煮アワビとホワイトアスパラ
八幡巻
花山椒すき焼き
蕎麦
焼きわらび餅
京都の吉兆とは違う流れのお料理は、見かけの煌びやかさや美しさよりも、素材そのものの味で勝負しているように感じられる。
アブラメ(アイナメ)は、炙って香りと甘みを出し、鰹は、釣ってすぐに殺した鰹ではなく、生きたまま持ち帰り、捌いた鰹。
当然赤身の色も違うし、臭みなど全くない。切り方も、ごろっと大きく、旬の鰹を食べる満足感がある。
じゅんさいのお吸い物を食べながら京都に来たと思い、アワビとホワイトアスパラのコンビネーションに驚いた。
すき焼きは、この時期にしか食べることの出来ない花山椒をたっぷりと使った、鞍馬を彷彿とさせる一品。
焼いたわらび餅の香りと触感に浸る頃には、「この店、また来たいなあ〜」とじんわりと思っていた。
大将と女将さんのお人柄が滲み出ているため、お客さんを緊張させることがないというのも、この店の実力だと思う。
★緒方 http://s.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26012136/

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