大分のゲイバー。

大分には、ゲイバーが2軒しかない。一軒は老け専の店、もう一軒は、『exage エクサージ』と言って20代30代40代を中心に幅広い年齢層のお客さんが来る店。
Kが歓迎会があるというので、僕はその間、エクサージに行って飲んでいることにしたのだけど、金曜日だというのにお客さんが僕だけ…その後、1時間くらいしたらもう一人41歳の人がきたけれどその後もずっとそのメンバーのままだった。
お店のママ『チルさん』に、「大分の若いゲイの子たちは、バーに飲みに来ないんですか?」と聞くと、「そうね。ほとんどはネットで男も探すし、若い子は特にお酒を飲まなくなっているのもあるし…ゲイバーに来る必然性もないかもね…」と。
Kにしたって数ヶ月に一度飲みに出るくらいで、それも、チルさんと仲がいいからたまに来るだけだと言っていた。
大分などの地方で暮らしていると、周りにゲイであることを知られることを恐れている人たちもとても多いと聞く。ジャックドなども、顔を出さずにやっている人が多いらしい。
僕は、「ゲイバーに行かずに、今の子たちは、どうやって友達を作るんですかね?僕は、二丁目があったから、年上や同年代、年下と、世代や職業を超えて様々な友達が出来たと思うんです」と言うと、チルさんは、「やはり、ほとんどネットでこと足りてしまうのでしようね…」と。
その後、二人お客さんが増えながらも、独身のゲイが地方で生きてゆくことや、年を重ねてゆくこと、長くつきあいを続けていくこと、一人人間と二人人間など、様々な話題で盛り上がったのだけど、そんな話をみんなで出来るというのも、ゲイバーという存在があるからだろう。
「僕がもし、大分に住んだら…」と言うや否や、
Kが、「絶対3日で東京に帰っちゃいますよ!」と叫んだ。
★EXAGE
〒870-0034 大分県大分市都町2-3-6 東洋会館2階
097-532-6101
カテゴリーgay

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