また、Kがやって来る。

今日は大量に出汁をひき、お節料理の下ごしらえを始めた。
年末年始を東京で一緒に過ごすために間も無くKがやってくる。
東京で誰かとともに過ごす正月も久しぶりなので、今年は15品くらいお節料理を作るつもりだ。
Kが東京にくる時は、いつも羽田空港まで迎えに行っている。
お金もかかるし、何気に遠いから面倒くさいなあと思うのも確かだけど、飛行機を降りて、出口で僕を見つけた時のうれしそうな顔を見ると、迎えに来てよかったと思う。
1年3ヶ月が過ぎた僕たちは、遠距離という問題はあるものの、お互いをたいせつに思いやりながら、なんとかやってくることが出来た。
改めて、なんでこのとぼけたKとつきあって来れたのだろうかと、こないだ京都でよくよく考えたのだけど、Kは、考えつく限り、とても普通の男の子だからなのかもしれない。
普通の男の子だから、夜も5秒くらいで寝てしまう。僕がちょっと仕事のことなんかで神経質になっていたとしても、横で何食わぬ顔しながら、自分はマイペースでゲームをやっていたりする。
そんな本当に普通の男の子だから、一緒にいると不思議と安心出来るのかもしれない…。
時々、Kの顔を思い出すことがある。そんな時、つきあい始めの頃よりも、ずっとKのことをたいせつに思っている自分に気づいて、ちょっとうれしくなる。
もうすぐモノレールが、羽田空港に着きます。
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