ローズマリー

朝起きたら、ほとんど毎日ベランダに出てみる。たとえ雨の日でも…
パッと見て、わからないようなことでも、小さな変化や驚きを見つけることは、実は毎日を少し明るい気持ちにしてくれたり、宇宙の力を感じさせてくれるからだ。
今日は、家のローズマリー・モーツァルトブルーが咲き出しているのを発見した。僕の家には、このモーツァルトブルーと、トスカーナブルーがあるのだけど、このモーツァルトブルーは、ローズマリーの中でも最も濃い青色の花を持ち、枝は半匍匐性だ。
写真では青く見えないのだけど、実物は綺麗な濃い青色をしていて、イタリアの乾燥した山の懸崖に咲く真っ青な花々は、地中海の青い海の雫を散らしたように見えるに違いない。
ローズマリーは、ラム肉や豚肉にもとても合うし、疲れて家に帰った時にベランダに出てその葉っぱを揉むと、その清冽で慈悲深いような香りに癒される思いがする。
昔の恋人とよく行ったイタリアには、なんとなく行くことをためらっていたのだけど、そろそろあの青い海と、懸崖に勢いよく生い茂るローズマリーを見に行きたいと思っている。
飛行機がローマに降りる時はいつも、地中海独特の真っ青な海の色が眼下に拡がる。
これほど心が踊る目的地は、僕にとってイタリア以外にないと確信する瞬間だ。

後輩からの贈りもの。

出張と撮影が続き、久しぶりにデスクに行ったら、社内便が届いていた。
中を開けると、このエプロンが…
後輩のGが、アメリカでのLGBTに関する研修から帰って来たお土産らしい。
オクラホマはとても保守的な場所だけど、多くの人の募金により、LGBTの活動をしている団体があるそうだ。そこのエプロンということで…
社内でもどこでも、100%ノンケにしか見えない僕に、あらゆる手段を使って、Gは周り中にアウティングしようとしてくる。
危なく、机の上で広げるところだった…
写真は、会議室でこっそり広げたところ…