新宿2丁目と外国人。

Gで飲んだ後、店を出てマスターと立ち話をしていたところ、その店に白人の外国人2人が入って行ったけど、そそくさと出て来た。
どうしたの?と聞くと、入店を断られたらしい。お店の言い分は、
1.彼らは日本語が通じないし、店側は英語が話せない。
2.日本独特のチャージ料を説明出来ないし理解してもらえない。
それを聞いて、僕は愕然とした。同じことを海外でやられたら、とても悲しい気分になるに違いない。
外国人というだけで入店を断るなんて、人種差別にも思えるし、オリンピックも控えた国際都市としてあり得ないことだと思う。チャージのシステムは、英語で書いて店にメニューと一緒に置いておけばいいことだ。
断られた外国人は、とても寂しそうな顔をしていたので、僕たちが店を案内することに。多くの外国人で賑わうGBに連れて行ったところ、日本人の店に行きたいというので、結局またBridgeへ。
スペインから来たカップルは、一人はポーランド出身の建築家だった。彼らの日本で行く色々な場所のプランを聞きながら、僕がスペインへ行った時の旅行話をしたら嬉しそうに聞いていた。
彼らと別れて帰り道、仲通りにいつも止まって商売している、トルコ人のケバブ屋さんと立ち話をした。彼は、オリンピックが東京に決まったことをとても喜んでいた。
そして、カッパドキアで殺された日本人の大学生のことに話を向けてみると、顔色が変わって僕に懇願するように、「本当に申し訳ない。日本人にあんなことをするなんて、彼はもう、生きていられないと思う」と言った。トルコは、台湾に次ぐ親日国だ。多くのトルコ人は、今回の事件を、日本人であるがゆえに、特別に重く捉えているという。
いつものように、トルコ語で挨拶して別れたのだけど、新宿2丁目もかなり外国人が来るようになって来ているし、彼のように働いている外国人も出て来たし、台湾人、韓国人、中国人などのゲイバーも出来ている。
これからも日本に興味を持ち、旅行に来る外国人に対して、少しでも開かれた新宿2丁目であって欲しい。
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