トゥ・ザ・ワンダー

今年一番心に残る映画に出会った。テレンス・マリック監督の『トゥ・ザ・ワンダー TO THE WONDER』。
この映画を、あえて言葉で誰かに伝えること自体ナンセンスなことだけど、こういった芸術が今も存在していることを一人でも多くの人に伝えたいと思う。
この映画は、起承転結があったり、メッセージを一方的に押し付けてくるような映画ではない。
何人かの登場人物の思いが言葉となって映像に重なるだけで、物語を説明するものは何もない。
あるのは、圧倒的な光の映像と、美しい音楽だ。
もし、それに身を委ねることが出来れば、今まで観ていた映画とはまた違った体験が出来ると思う。
愛、人生、神、宇宙、生きること…観る人によって、心に浮かぶことはさまざまだろう。
僕は、涙が流れた。
人間とは、なんと弱く愛おしい生きものなのだろう。
光も闇もあり、善も悪もある。この我々の世界とは、なんと不思議なことだろう。
★トゥ・ザ・ワンダー http://www.tothewonder.jp/
余談だが、このタイトルをカタカナにする意味がわからない。タイトルを余計わからなくしているような気がする。

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