アジアンクィア映画祭。

先週末始まったアジアンクィア映画祭に、二週目にしてやっと行った。
韓国の映画『2度の結婚式と1度の葬式』は、まるで二丁目の僕らの周りで起こっているような話だった。
ゲイのエリート医師と、ビアンの医師が、親の目を誤魔化すためと、養子をもらうために偽装結婚をする。
日本と同じような、世間体を気にする韓国の社会で生きるセクシャルマイノリティの問題を、真っ正面から捉え、かつコミカルに描いた見ごたえのある秀作だった。日本で上映されたらいいけどなあ。
監督は、19歳年下の男性と結婚式をあげたそうだ。韓国でそんなことをするなんて、すごい勇気だと思う。
『短編集A』は、ビアンものが多かったけど、青春のせつなさを描いた『夏日時光』と、カンボジアの映画『雨に抗う女たち』が素晴らしかった。
特に、『雨に抗う女たち』は、カンボジアの田舎で暮らす、年をとったレズビアンのカップルのドキュメンタリーで、田舎であるがゆえ、世間の目も厳しかっただろうけど、自分に正直に生きて、村でも権利を認められて、家族にも受け入れられて暮らしている姿は、感動的だった。
この『アジアンクィア映画祭』、二年に一度開催されていて、今年で4回目なのだけど、レズビアン&ゲイ映画祭の作品とは、またちょっと違っていて、とても見ごたえのある作品が多いかもしれない。
明日までなのだけど、当日券もありますよ。
★アジアンクィア映画祭http://aqff.jp/2013/index.php
カテゴリーgay

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です